2002奉仕年度の統計―下降傾向に歯止め・日本は世界第一の減少国に

11月中旬に出された2003年1月1日のものみの塔誌は、恒例の世界統計をのせています。これによると、昨年まで減少傾向をたどっていたヨーロッパ、北アメリカの国々が次々にわずかながら増加に転じているのが注目されます。昨年はほとんどゼロ成長であったアメリカのエホバの証人が、今年は約2万7千人、約3%の増加になったことは、この傾向を象徴しています。その他、オーストラリア(+2%)、イギリス(+1%)、カナダ(+1%)、フランス(+1%)、イタリア(+1%)、オランダ(+1%)、ニュージーランド(+1%)、ノルウェー(+2%)、ポーランド(+1%)、ポルトガル(+2%)、スペイン(+1%)などが、みな昨年のゼロあるいはマイナスの成長から今年のプラスの成長に転じています。詳しくは11月30日に更新されたエホバの証人の世界統計のページを参照下さい。

これだけ多くの国々が増加に転じた理由の最大のものは、2001年9月11日以来世界を包むテロリズムに対する恐怖、戦争の危機感、そして世界的な経済不況が上げられるでしょう。群を抜くアメリカの3%増加は、この理由をよく支持しています。2001年を境として、世界全体そして特にアメリカの心理状態は大きな変化を遂げました。現在の心理的状態は、核戦争と第三次世界大戦の恐怖が支配した1960年代から70年代にかけての状態とよく似ています。あの時代も、アメリカを中心としたエホバの証人の急成長の時代でした。不況と世界的な恐怖感は、ものみの塔協会の最大の友と言えるでしょう。

このような中で、日本は引き続きわずかながらではあるが減少傾向を続けています。日本の2002年の伝道者減少の絶対数895人は、比率にすればわずかマイナス0.41%ですが、それでも世界のトップとなりました。詳しくは「世界中のどこでエホバの証人が減ったり増えたりしているのでしょう」のグラフをご覧下さい。日本が今や世界のエホバの証人の減少の先頭を切っていると言っても言いすぎではないでしょう。今後もますます日本の「目ざめたエホバの証人」が増えることを期待したいと思います。

(11-30-02)