国際連合の広報部門による、ものみの塔協会の国連との協力関係に関する報道発表

2001年10月の「『娼婦』として『緋色の野獣』(国連)に協力してきたものみの塔協会」の記事で詳しく解説した通り、ものみの塔協会は、国連に協力する他の宗教団体を、『偽りの宗教』、『娼婦』と称して最大限に侮蔑しながら、自分自身は何と国連憲章を尊重してNGO(非政府協力機関)として陰で長年の間、国連に協力してきました。その後、この隠された偽善行為が明るみに出るに連れ、国連の広報部には、ものみの塔協会と国連との関係を明らかにする問い合わせが殺到していました。今回、国連広報部は報道発表を行い、今後ものみの塔協会との関係に関する問い合わせは、この報道発表を参照するようにと指示しています。

本年3月4日付けで、広報部門非政府協力団体課の課長、ポール・ヘッフェル氏によって発表されたこの報道発表の英文の原文は次の通りです。

全体を要約する第一、第二段落を日本語に訳すと次のようになります。

近年、非政府協力団体課は、ニューヨークものみの塔聖書冊子協会の国連広報部門との協力関係についての問い合わせを多数受け取ってきました。この組織(ものみの塔協会)は1991年に国連広報部門に協力を要請し、1992年に提携が承認されました。国連広報部門への提携を受け入れることにより、この組織は提携に必要な条件、すなわち国連憲章の原則を尊重し支持すること、そしてその成員や幅広い層に、国連の活動を的確に広報する行動と責任を担うこと、を約束しました。

2001年10月、ニューヨークものみの塔聖書冊子協会の国連代表であるサイロ・アウリチノ氏は、この組織と国連広報部門との関係を打ち切ることを要請しました。この要請に基づき、国連広報部門は、2001年10月9日付けで、ニューヨークものみの塔塔聖書冊子協会との提携を断絶することを決定しました。

<以下はこの経緯を公表する理由と、非政府協力機関になるための条件が述べられ、最後に今後はものみの塔協会との関係に関する問い合わせには対応できないので、この声明を参照するように、としています。>

なお、この事件はわれわれに、ものみの塔協会の本質について多くのことを教えています。(詳しくは「『娼婦』として『緋色の野獣』(国連)に協力してきたものみの塔協会」の記事を参照して下さい。)まず、ものみの塔協会は、聖書に基づく「偽りの宗教」の定義に、自分自身がぴったりと当てはまることを、そのままの形で世界に示したことでしょう。次に大事なことは、ものみの塔協会がこの「偽り」を秘密裏に10年近くも続けながら、表面では「羊の衣」を着て、自分たちだけがエホバの特別の組織として、「この事物の体制の神」とは係わりを持たないという嘘の主張を続けてきたことでしょう。もちろん、「世の人」の観点から見れば、国連に協力すること自体は、誇りになり誉められるべきことかも知れません。しかし、エホバの証人の観点から見れば、国連に協力する宗教団体はすなわち「偽りの宗教」で「娼婦」であり、「エホバの唯一の地上の組織」であるものみの塔協会が、国連憲章を尊重すると約束するなど到底考えられないことなのです。それだからこそ、この野獣=国連とものみの塔協会との間の「不義の関係」(ものみの塔誌1997年5月1日17頁)は10年近くもの間、秘密裏に隠されて行なわれてきたのです。この事件は、ものみの塔協会が、自分自身の基準に基づいて判断しても、間違いのない「偽り」の宗教団体であり、欺瞞と腐敗の上に虚構として立つ組織であることを見事に示していると言えるでしょう。

(3-25-04)