カルト・カウンセラー、スティーブン・ハッサンの新刊本発行される

カルト救出カウンセラーとして、日本でもその翻訳書『マインド・コントロールの恐怖』("Combatting Cult Mind Control" 浅見定雄訳 恒友出版)で有名なスティーブン・ハッサンが、カルト救出に関して詳細に論じた第二弾、”Releasing the Bonds - Empowering People to Think for Themselves”をつい最近出版しました。現在の所、amazon.comなどの一般書店ではまだ発売されていませんが、出版社を通して直接購入できます。一般書店での発売は4月を予定しているとのことです。

本書の特徴は、以前の部外者の説得専門家を導入した、脅迫的と言えるような短期決戦型の方法と対照的に、より長期的に家族、友人を中心として精神療法的アプローチをとりながら、時間をかけて合法的、平和的にカルトメンバーに自分の頭で考える力を与えることをめざしていることでしょう。編集者のインタビューに対しハッサンは、今回の本ではインターネットの情報とその有用性を多く取り入れたこと、そして特にわれわれの関心のあるエホバの証人の問題については、以前の本で一切触れられなかったが今回は大分言及されていると語っています。救出カウンセラーの合法性や、その方法的な限界を打開する道を探る参考になる本となるでしょう。『マインド・コントロールの恐怖』と同様、日本語訳が発行されることが期待されます。

現在、一般に発売される前に、このウェブサイトで出版社から特別に購入が可能です。興味ある方は、是非お試し下さい。
(2-18-00)


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