返事−エホバの証人である父の暴力−元エホバの証人二世より

(6-15-99)

掲載ありがとうございました。
父の元から離れて10年以上たち、その間は、
エホバの証人関係のことは目に入ってきても
素通りしておりました。
が、あの文芸春秋の記事をきっかけに
インターネットなどで、エホバの証人関係の
ページを検索していたところに、貴殿のページに出会いました。
それからメーリングリストにも参加し、すこしエホバの証人の現状を
知ることが出来ました。

もし、父が反対者で母が信者なら・・・難しい質問ですね。
極端に言えば、もしそうだったならいま私はこの世にいなかったかもしれません。
なぜなら、父と違い、母はほとんど寝るときと学校に行く以外、ずっといっしょで
しょう。
そのあいだずっとあの雰囲気にいたとしたら・・・
少なくとも同居していた間は、父は会社に勤めていましたから、
父と離れられる時間があったからあのビンタにも少しは耐えられたし。
そんな父も私が家をでて、しばらくすると会社を辞めてしまいました。
理由は会社の休日出勤命令に大会があるといって従わなかったから。
今は、実家の農業を手伝いながら「心おきなく」伝道活動をしているようです。

話を元に戻しますが、メーリングリストやホームページなど
見ているうちに、エホバの証人というのは本当にいいかげんなカルト宗教なんだ
と思えるようになりました。
それまでははなれても妙にハルマゲドンのことが
気になったりしていました。
と、同時に父も被害者の一人なのかなとふと、思ったりして・・・
あの暴力は絶対に許せません。今でも父は憎いです。
が、あのような父にしたエホバの証人はもっと憎いです。
できたらマインドコントールを解いて本当に幼いころの
やさしい父に戻ってほしい。私も出来るだけ協力したい。
でもいま60近くになって生きがいを奪ってしまっていいんだろうか。
いまはお互い離れているからこそ、波風立たずうまくいっているんじゃないか
と思うと、次のステップが踏み出せないでいます。
長くなりましたが、先日の掲載のお礼も含めてお返事を書かせていただきました。

追伸・ はい。私は**歳女性です。

《編集者より》
これはエホバの証人である父の暴力−元エホバの証人二世よりに対するお返事です。私の経験では、特に日本人の間では娘と母親というのは特に強い結びつきがあるように思います。特に一緒にいる時間が長く、話があうからでしょうか。母が証人という逆の立場であったら、確かに状況はより困難であったと私は思います。お父様には時々電話や手紙をあげて、たとえエホバの証人を出ても、いかに暖かい人間としての触れ合いを持ち続けられるかを、あなたが身を持って示し続けることをお勧めします。組織の中か外かによって、条件付きの愛しか示せないエホバの証人のお父様が、いつか組織よりももっと大事な人間の基本的な愛に目覚める時が来るかもしれません。暴力を振るった父を憎むことは普通ですが、その父をより大きな愛で包むこと、それがあなたがエホバの証人にできる大きな働きかけではないでしょうか。