エホバの証人である父の暴力−元エホバの証人二世より

(4-16-99)

はじめまして。今月の文芸春秋にカルト宗教の子供たちのことについてのっていまし
た。
私が3歳くらいのときから実父がエホバの証人をしています。実母は反対者です。
私も3歳からずっと集会などに「強制連行」されていました。
集会場での話は、退屈で当時子供のわたしはいやでいやでたまりませんでした。
でも行きたくないといえば、いやおうなしにビンタがとび、引きずられながらつれて
いかれたこともありました。
それが高校卒業後、進学で家をでるまで続きました。
最初はたたかれるのがいやで仕方なく従っていました。何を言ってもだめだ。半分あ
きらめも・・・
でもいやなものはいやなのです。何回も反抗し、それの倍以上の虐待を(私には虐待
です)うけつづけました。

小さいころから親の勝手で(それが信仰の教えであっても)感情を押さえつけられて
いたので、父からはなれて
10年以上たったいまでも私は相手に自分の意見がなかなかいえません。自分でもう
いいやとあきらめてしまうのです。対人関係もあまりうまくありません。私の性格自
身も問題があるかもしれませんが、父親の過度の
暴力は一生心に残るでしょう。忘れたくても出来ないのです。
こんな経験をおもちのかた、大変ですがお互いすこしづつがんばりましょう。

《編集者より》
文藝春秋の記事に書かれているような事が、実際に多くの家庭で起こってきたことを、あなたの投書のような形で世間に公表することは大きな意味があります。貴重な体験談を有り難うございます。どうか、他のエホバの証人二世の方々も、これに似たような体験がありましたら、是非投書をお寄せ下さい。

所で、あなたは女性と見受けますが、もしあなたの母親がエホバの証人で父親が反対者であったらあなたはどのようになっていたと思いますか?あなたのような家庭(父親証人、母親反対者)の構成は、アメリカでは珍しくありませんが、日本では逆の場合がほとんどで、その点であなたの体験の中に他に見られない点があるのではないかと思ったからです。父親が証人であったことは、あなたがこの組織に疑問を持たせることを容易にしたのではないでしょうか?