エホバの証人の妻とただいま離婚の公判中です−続編

(1-25-99)


 98−9−13でメールの公開をしていただいた一児の娘を持つ父親です。
さて、その後ですが、99−1−18に地方裁判所にて離婚届け出の証拠についての答弁が
あり、出廷しました。
 簡単な経緯としては、平成2年頃から、妻が信仰に傾き、その後、私を含め周囲の説得に
耳を傾けず、家出、あらゆる身内の冠婚葬祭の欠席、地域での祭礼等の不参加、そして別居
というもろもろの過程があり、完全に家庭は崩壊してしまい、5年以上前から離婚の協議の
申し入れをしてきたのですが、応ずる態度も微塵もなく、私の方で回答期限を申しつけた上
で、何も返答がなかったことから、私自身の署名のみで離婚届を98−12−22に提出し
ました。
 しかし、届け出は本人の署名ではないことから、なんと離婚無効の訴訟を妻からされてし
まい、別居状態が5年以上も続いているにもかかわらず、婚姻を継続したいとの本人の希望
から、被告人として公判中の身でありますが・・・。
 この期におよんでも、これだけ混乱させて、周囲にもさんざん迷惑をかけ、利己的な信仰
欲を振りかざし、思いやりや誠意のかけらも見せない人と円満な家庭が築ける訳がありませ
ん。 と相手の不満はあげたらきりがないですが・・・。
 公判の途中経過ですが、嘘偽り無く署名は私が妻の欄に書いたと裁判官に述べ、今ままで
の家庭崩壊に至る過程を説明をしました。
 結論としては「離婚を無効としても、信仰をやめなければ夫からの離婚訴訟は当然あるだろ
うし、妻の信仰をやめる意志が一切ないことから、離婚ということで和解したらどうだ」との
裁判官からの提議により私は当然異議なしですが、何を考えているのか原告人は「私は仲良く
家族と暮らしたい。でも信仰はやめることができません」の一点張りで、「でもあなたが信仰
をやめないからここまでのことに至った訳だから、やめない限りは被告からの離婚の訴訟があ
るのであれば、信仰をやめるか、やめないかのどちらしかないじゃないのですか?」との質疑
に対しても「私は仲良く家族と暮らしたい。でも信仰はやめることができません」との繰り返
しです。すこしも回答になっていないことから、これは私の勝手な推測ですが、「今まで子供
の親権等については離婚の話が出た際に話し合いはありましたか?」とその後に質問があり、
妻は「特に具体的にはありません」と答え、「法律上、離婚とこの場で決まったとしても、信
仰はやめませんか?」との問いに対しても、当然妻は平然と「やめません」と答えたことから
少し誘導尋問のような気がしないでもないですが「それでは離婚の和解ということでよろしい
ですね?」と尋ね、妻は「そうですね」と答えて、次回は親権等の条件について場合によって
は子供さん本人(9歳)の希望も聞くことになるかもしれません。つきましてはなるべく早い
時期に○月○日ではどうですか?云々という具合で進行していきました。

 まあ私にとっては良い?方向に向いてるかなと思いますが、何にしても人格をとことん破壊
されたあげく、信仰最優先の考え方しかできなくなってしまった妻は本当に犠牲者であるし、
可哀想だとは思いますが、本来の自我を取り戻そうというそれぞれの人の本性がなければ、マ
インドコントロールは誰にも解けません。
 それよりも家庭崩壊に対する組織の何の謝罪や代償もないのは、許せないですね!!
今回の件で、弁護士との話し合いや打ち合わせで、エホバの証人についてあまり見識が弁護士
さんにはなかったんですが、たまたま事務所のパソコンがで電話回線がつながっていたことか
ら、このHPを紹介したりして大変役に立ちました。改めて感謝しています。
 また判例でもエホバの証人が宗教上で離婚訴訟では一番多いとのことです。

 最後に、妻に離婚を申し入れる際に、「本当に俺を愛していて離婚したくないなら、たとえ
勝手に届け出を出されようともまた再婚という形で結婚もできる。少なくとも最初に結婚した
時は宗教は一切関係なかったし、相手のことだけを純粋に思っていたはずだ。その気持ちがあ
れば離婚されようと、また同じように愛せばいい。そして同じように結婚もできるはず。」と
繰り返し伝えましたが、最後まで心は動くことなく、宗教活動をやめることはありませんでした。
 戸籍上の婚姻関係だけで教義上の戒律を守ってるとは思えませんが、人(組織)の無責任な
支配欲はいつの時も傲慢で残酷で悲しい出来事を繰り返してしまいますね。
 とりあえずは公文書偽造とかの罪で前科者にはならないようなのでほっとしてます。
 また、報告させていただきます。                

《編集者より》
奥さんが、あくまで離婚に同意しなかったのは、私の考えでは奥さんがあなたを愛し続けていたからではなく、それがものみの塔協会の教えだからだと思います。ものみの塔協会は、エホバの証人が離婚できるのは配偶者が淫行を行った場合のみと決めています。従って宗教の違いで離婚することは許されないのです。従って奥さんも内心離婚に同意したいと思っても、長老達の監視の元では公に彼女の側から「私は離婚を希望します」とは言えないのでしょう。このものみの塔の組織の規律があなたのおっしゃる家庭破壊の一つの原因にもなっています。悲しいことに、ものみの塔協会は愛のなくなった形骸だけの夫婦を世界中に作り出し、それを維持しているのです。もしあなたが浮気でもしていれば、はるかに早く決着がついたかも知れません。(もちろん私はそんなことを勧めませんが。)


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