(9-13-98)
(前略) 34歳の会社員、1児の娘を持つ男性です。 かくゆう私も妻が7,8年前にものみの塔に入信し、ありとあらゆる手段を試みましたが5年ほど前か ら別居状態となり、子供や親兄弟のこれからのこともあり、離婚に踏み切りました。 ただややこしいのが、離婚届けをこちらの方で勝手に提出(もちろんなんども申し入れや家裁調停も 行っていたのだが・・・)してしまい2度の公判を経過しましたが長引くかもしれません。 いいわけじみているかもしれないですが普通の会社員で裁判までもちこもうとすれば費用や時間がか かり、なかなかいろんな面でわずわらしいことと一刻もはやく縁を切りたいという気持ちから協議離婚 で紙切れ1枚の手軽さゆえにあとは野となれ山となれとばかりに届け出だけで成立するだろうって、思 っていたが甘かった。(ちなみに弁護士への委任費用は離婚の場合標準40万円が相場、勝訴のときに は報酬金として同額程度が必要です。)家裁の調停員には叱られましたが・・・。 やはり彼らは家庭破壊だろうが何だろうが律法第一主義の赤信号みんなでわたれば何とかの盲信団体 だったのだ。大体5年もろくに口聞かずに愛情が持続するわけないっちゅうのにまだ夫婦でいようとし て告訴する心情はマインドコントロールの何ものでもない!とつくづく呆れ果てます。 同じ境遇の方がどれだけいるのかわかりませんが、これも一つのステップアップと考えがんばって自 分の人生を切り開いていきましょう。 といってはいるものの本当にカルトにはまるのが身内にいることで犠牲になることがこれほどまでに あり、悲惨であることは歴史をたどれば記録にはあるのだけど、直接渦中で体験となると精神的、肉体 的に非常に苦痛であることはつくづく不幸なことと思います。 離婚というかたちで問題すべてが自分の中で解決したとか思いませんが、次代のために社会全体の健 全な生活と自由が損なわれないように守っていく責任があります。 偉そうに説教じみたことをいうつもりはさらさらないのですが、日頃のコミュニケーション不足を補 うことで少しでも幸せが手に入りやすい社会になんないとまずいんじゃないかと・・・。 このインターネットを知り自分のメッセージが誰かに届けば、もっと風通しもよくなり、どんな人と も気軽に仲良くなれんじゃないかなあ?とホームページ創設者に感謝感激です。 とりとめもないメールですが、とにかく妻がエホバの証人または他のカルト信者になってしまい、ケ ア中の方、また離婚を決心し、協議中、公判中の方、昔といまでは情報量や味方が確実に増えてます。 身体だけは気を付けて、がんばって自由と幸福をゲットしましょう! 被告人より
《編集者より》
夫婦の一方がエホバの証人になった場合、もう一方がどう対処するかは、夫々のケースで異なります。あなたのように離婚に踏み切る人もいれば、妻を「奪回」するべく地道に働きかける人もいます。また、何とかエホバの証人の妻と平和共存を続けている夫も沢山います。私はこれは、夫々の夫婦の個性の違いで、どうするのが一番よいと一概には言えないと思います。ただ一つ確かなことは、夫婦の一方が(日本では大部分妻ですが)エホバの証人になった場合、夫婦の弾力性、柔軟性は失われ、硬直した妻に対し夫が様々の犠牲を強いられるのが現実です。それを耐える夫、それに耐えられずに離婚する夫、と様々です。ただそのようなエホバの証人による家庭問題の存在を、広く世間に知ってもらうことは大事なことであると私は思います。