ものみの塔協会、開拓者に必要とされている奉仕の時間数を削減する方向へ。

ものみの塔協会本部の内部からの情報によりますと、協会は近い将来、正規ならびに補助開拓者になるために必要とされている時間数を削減する方向に動いていると言われます。これまで、正規開拓者は一ヶ月90時間、年間約1000時間を報告する必要がありましたが、これを一ヶ月70時間、年間で840時間に減らし、また補助開拓者は一ヶ月間に60時間を必要としていましたが、これが50時間に減らされる模様です。

各会衆における奉仕の時間数の減少は、集会出席率の低下と並んで、少なくとも最大のエホバの証人の数を抱えるアメリカでは大きな問題であり、そのために会衆の不活発化は深刻な問題となっていました。今回の変更で、「開拓者」の数が大幅に増加し、ますます沈滞低迷を続けるアメリカ・ヨーロッパのエホバの証人の士気高揚につながることを、協会はねらっているようです。また、現在の週五回の集会の数も減らす案が検討されていると言われますが、これには反対の意見も根強いと言われています。証人の数に対する比率では世界でも最高の開拓者の数を誇る、日本のエホバの証人の間では、この変更は、奉仕に追われて家事の追いつかない奥さん方にとっては朗報となるかもしれません。(11-10-98)


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