統治体が信じられないエホバの証人の研究生

(11-7-99)

はじめまして、私はエホバの証人の研究生です。

私は今とても悩んでいます。私は聖書と神とキリストは信じます。でもどうしてもエ
ホバの証人の方と統治体が信じられないのです。
私はエホバの証人だけが終わりの日に生き残ると繰り返し聞かされてきました。だか
ら疑問に思うことがあっても、命に関わる事だから教会から完全に離れる勇気はあり
ませんし、こうして統治体に関するHPを見ても悪魔が私達をまどわしているのだと
いう思いも消す事ができません。

集会に行くと毎回のように欠かさず集会に出席しなさいと言われます。
私は事情があって借金を抱えているので、人一倍働かないといけないのに、火曜日と
金曜日と日曜日に集会に行かなくてはいけません。
1人私の事情を知っている姉妹もやはり何があっても王国を第一にするようにと聖書
に書いているのだから、集会を優先するように言われました。
その姉妹はとてもいい方なので彼女を信用して無理して教会に行っていましたが
(時々行けない時もあった)、もう限界です。私は最初の頃より借金が2倍に増えて
しまい首がまわらなくなりました。
精神的にまいってしまい、私はその姉妹にこのままでは気持ちがすさんで心が醜く
なってしまう、こんな自分が嫌でたまらないと何回も相談しましたが、やはり王国を
第一にして一生懸命祈るようにいわれました。
私はその姉妹が好きなので彼女の言葉を納得しようと思いましたが、ここまで状況が
悪化してしまって、今では彼女を憎んでいます。
こういう感情を持ちたくないのですが、どうして現実的なこと(今の私の状況)も考
えてアドバイスをしてくれなかったのだろうかという思いと最初に相談した時に借金
を減らして落ち着いてから教会に来ればよいと言ってほしかったという思いでいっぱ
いです。

クリスチャンを憎む程自分の心が醜くなってしまって本当に情けないです。でもエホ
バの証人はたぶん仲間の悪い話しを聞きたくないと思うので誰にも相談できなくて、
思い切ってメールを送りました。

どうして統治体は教義をよく変更するのでしょうか?どうしてその時に光が増し加
わったという言葉でごまかすのですか?後ろにエホバがついているはずなのにどうし
て間違える事があるのでしょうか?
私は真実が知りたいです。

第三者の人に私の気持ちを伝える事ができて少しは心が晴れました。明日姉妹に電話
して当分集会に行かないで1人になって考えてみると伝えるつもりです。
彼女の返事はもう分かっていますが、このままでは自分が本当に駄目になるので絶対
に妥協しません。

それでは、一方的に書きましたが今日は有り難うございました。

《編集者より》
統治体が教義を変更してそれを、光が増し加わったという言葉でごまかす理由は、政党などのほとんど全ての人間集団に見られる方針変換の理由と同じことです。早い話が、ある政党が政治情勢を見極めて今までの政策がその政党に不利であると見ると、政策変更を発表しますが、たいていの場合決して自分たちの過去の政策が間違っていたと言わずに、発展的な新政策として華やかに発表するものです。ものみの塔協会もこの同じ手口を使っているだけです。ものみの塔協会が特別のエホバの組織と見るエホバの証人や研究生は、普通の政党とは違う何か特別の理由があるはずと思い、そこで「光が増し加わった」という一般の人々には不可解な説明が通用するわけです。そのもっともよい例が最近発表された投票に関する方針の変換で、そのいきさつは、今月の新しい記事に書きましたのでお読み下さい。投票するかしないかの決定が個人の良心に任されるようになったのは、エホバからの光でもなんでもなく、ヨーロッパを中心とするものみの塔協会に対する政治的な圧力が増してきて、協会が手を打たなければこれ以上やって行けない状況に陥ったからだけのことです。

あなたが今後どうしたらいいのか、私はあなたの詳しい状況が分からないので適切な助言は差し上げられないと思います。一つだけ確実なことは、もし今まで集会と仕事に追われて一人でゆっくり振り返って考える機会がなかったのであれば、たとえ集会に行かなくとも、まず自分の考えを自分ではっきりさせるために、一人で考えたり読んだりする機会を持つことを是非おすすめします。一旦エホバの証人のスケジュールに巻き込まれると、ただがむしゃらに前に進むだけで、冷静になって客観的に自分の置かれた状況を見ることができなくなるからです。特にあなたのように、生活に困窮して余裕の無い人にはなおさらです。是非このことを考えて下さい。