愛のない組織−「血統賞つきの二世です」

(11-3-98)


こんにちは、エホバの証人の中で育った****といいます。

母の腹の中にいるころからエホバの証人の教育を受けていたため
純粋な、血統賞つきの二世です。
現在21歳で、もうすぐ22歳になります。
僕の今現在の立場は、エホバの証人に対する信仰など
ありませんが、排斥という処置をとるのは、
現役のエホバの証人との対話をすることができなくなるので
今僕は、不活発なエホバの証人という立場をとっています。

僕がエホバの証人から離れた原因の主な理由は、
一言で表わすならば、エホバの組織の出される指示の「愛」のなさといえます。
その為、エホバの証人の組織というものに「神」というものを感じ取ることが
できないので、最初は離れました。
僕は現役のときから、聖書に書かれている愛というものの、
ものすごい軽視をエホバの証人がしているように当時から感じていました。
例えば一つには親子問題があげられると思います。
どれほど、たくさんの子供たちがエホバの証人の犠牲となって
育ってきたかというのは、村本さんは多くを知っておられると思いますので
ここで語るまでもないことだと思いますが、
それをまじかに見て、また体験をしてきたことによって
組織が出される指示の愛の軽視や、
エホバの証人の矛盾を感じ、そこから出ることにしました。


エホバの証人は口では愛は大事だとか言うようなことを言いますが、
行いや、組織から出される指示は余りにも愛がないことを、
多くの人の声によって知ることができます。

その愛のなさのために多くの人が傷ついてきたことを、
このインターネットという某体を使って、
人々の心の叫びなどを少しでも多くの人に知って欲しいと
願っています。
僕は、そのためにちょっとしたホームページを開設しました。
まだ、開設してまもないために不備なてんが多々ありますが、
もし、よかったらリンクをはってください。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/5104
です。
このホームページは誰でも気軽にこれて、気軽に自分の感情を表現できるのが
目的のページです。
すこしずつ人々の心の声を集めることによって、大きな力となり
それによって、エホバの証人で苦しむ人達をすこしでも減らせればと
願っています。
(エホバの証人の二世のページの掲示板は話のレベルが高くって
書き込みがしずらいという人が多いので、
僕のページの方にも掲示板を設置したのですが、
無料掲示板のために、使い勝手が悪いので、別の掲示板を
借りれるところを知っていたら教えてもらえませんか?)

僕は半年ほど前からインターネットをはじめました。
そのインターネットをはじめた動機は、必ず、この村本さんがしているようなページ、
エホバの証人のことを細かく分析しているページがどこかにあるだろうと思い、
インターネットを開いてみましたら、
やっぱり僕が思っていたような、このページを見つけたときとても嬉しく感じました。

僕は村本さんの聖書から使った話をいつも聖書を開きながら
読ませてもらっています。
僕は聖書というものに非常に敬意を抱いているのですが、
エホバの証人のなかにいるときには余りにも
おかしな聖書の当てはめかたをしているなあと、聞いてるだけで
思うようなことをしていたので、集会に参加しているときは
聖書を開く気もしなかったのですが、今自分自身で納得できる
聖書の適用のしかたを村本さんがしておられるので、
一生懸命僕も聖書を開きながら、ページを読ませてもらっています。

あなたのような存在がいていてくれてよかったです。
僕のようなエホバの証人から離れたものにとっては
貴方のこのようなページは非常な助けになりますし同時に感謝しています。
そしてまた、このページに感謝している多くの二世の人々いることを
僕は知っています。
多くのエホバの証人に関わる人がこのページに感謝していることを知っていてください。
これをお伝えしたかったですが、今お伝えすることができてよかったです。

それでは、お体にこれからも気をつけてください。
貴方は貴重な財産ですからね。
それじゃあ  ばいばい

《編集者より》
ご自分の21年間の人生をかけたエホバの証人としての自分自身の体験を語っていただくことは、エホバの証人の内部事情を知ろうとする人々にとって非常に貴重な資料です。エホバの証人の間に、他のキリスト教の人々にないような愛があるかという疑問はよく提起されます。エホバの証人が自分たちがただ一つのエホバに是認された組織であることを主張する根拠として、組織の中に愛があることが挙げられていますが、あなたのおっしゃるような体験は、そのような主張を検討する大事な資料となると思います。

私は引き続き元エホバの証人の方々の健全な成長を心から祈っています。アメリカの各地にあるような、元エホバの証人の支援組織が日本にもできることを祈っていますし、実際その動きが少しずつ実現しつつあると聞いています。あなたもインターネットを通じてこの運動を広げて下さることをお願いいたします。

最後に、エホバの証人を捨てても、聖書を捨てないあなたの態度に心から敬意を表したいと思います。まだ若い年齢ですので、今後の成長を楽しみにしています。あなたのような方々の支援が、このウェブサイトを続けていく原動力となっていますので、今後ともよろしくお願いします。


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