エホバの証人問題から、カトリックとエキュメニカル運動に引かれる方

(9-17-98)

 ┼ 主の平和

 こんにちは、以前forumへ投稿した数学科の学生です。
 エホバの証人の問題と関っているうちに、キリスト教に魅かれ、カトリックのクリ
スチャンになる決心をしました。研究生として接していた証人に離脱を数回勧めたと
ころ、この間最後通達に来まして研究(洗脳?)は打ち切りになりました。不思議な
もので、全く関らないと、エホバの証人の問題などどうでもよくなってきた気がしま
す。また、カトリック要理の中にも、自分にはかなり無理のあるものがあり、これを
承知であえてカトリック要理に従おうと言う自分に彼らと同じ誤りがあるのではとも
思えます。また、カトリック教会の連中と接して、エホバの証人たちの自分の宗教に
対する誠実さが良くわかりました。
 でも、ある種の勘が、ものみの塔の危険性、カトリックの安全性を感じさせます。
決定的なのは、教会のみからは、本当に深い信仰が得られないとすぐに悟れたところ
です。やはり、信仰は非常に個人的なもので、日夜、「神とは何なのか」、「信仰と
は何なのか」を、ボランティア活動、聖書等を手掛かりに自問していかないと得られ
ないと思いました。ものみの塔には正式に所属したことがありませんが、このサイト
にも「ハネムーン状態」という表現がありました。ある会衆に所属することで、よく
ある「至れり尽くせり受験予備校」に入った様な信頼感、安心感が得られるのではな
いでしょうか。私は直感的にここに虚偽性を見ます。
 話は変わりますが、私はこの先もずっと、完全にはカトリックの要理に従うことは
ないと思います。しかし、全世界で教会を運営しているカトリックの組織には、相応
の敬意を表し、十分な義務は果たしていくつもりです。これは、日本に住みながら、
日本政府に完全には同意できないのと同じことだと思っています。そして、今一番の
関心は、エキュメニカル運動です。これと少し関連して、今年春に角川書店から出た
「ダライ・ラマ、イエスを語る」という本を読んでいます。これは、ダライ・ラマが
クリスチャン相手に行った福音書のセミナーの記録です。これを読むと、本当の信仰
は、信仰の形式より以前の、もっと根源的なところで、同一なのではという思いにさ
せられます。例えば、私はカトリック教会のミサに通い始める前に、ベテランのシス
ターと少しお話をしたのですが、その時シスターは、笑いながら次のようなことを言
われました。「うちの教会にひとり知的障害者がいて、その子がマリア様の像をずっ
と見てるのよ。そしてしばらくたったら、指さして観音様、観音様というのよね。」
マリア=観音様という図式は、マリア観音というのが長崎に多数あることからも分か
るように、全ての人がアプリオリに見いだしているものです。更に、シスターはキリ
スト教とは旧約(ヘブライ語聖書でしたっけ?)=現実社会から一歩進んで、もっと
根源的な人間性を見つめていこうというものだと言われました。これは、はっきり学
んだことがありませんが、諸仏教の教えと同じなのではないかと想像しました。ここ
に、個人的にもっと広範囲なエキュメニズムの可能性を見るのですが、僕が教わった
ものみの塔の教えにこのレベルでの一致を見いだすのは不可能に思えます。

 話は全然変わって、このサイトの扉のページがMacintosh版Intenet Explore
4.0.1(英語版)で文字化けしてしまいます。最新のNetscapeだと大丈夫です。

《編集者より》
この方の、以前の投稿はこのページです。 確かにあなたのおっしゃるように、キリスト教の信仰は個人の信仰であるという認識は、非常に重要なものです。イエス・キリストの教えと、それまでのイスラエルの国家民族宗教であったユダヤ教の教えの一つの革新的な違いは、救いは団体(民族、国家)を通すのではなく、キリストを通した個人に来るというものだということだと思います。また、あなたのおっしゃるように、信仰が個人の生活の中での模索から得られるという見方も、全く賛成します。

私は、カトリックとエホバの証人はかなりの共通点があり、それゆえに、互いに競争意識が強いことは否めないのではないか、と思っています。どちらも非常に強い「組織」への依存があるからです。ものみの塔は「キリスト教世界」として全ての他のキリスト教を「背教」として糾弾しますが、多くの場合、その矛先はローマ・カトリックとローマ法王に対しています。また、カトリックからエホバの証人に転向する人が多くいることも事実だと思います。私のつたない忠告を申し上げさせていただければ、エホバの証人とカトリックの共通点に問題を見つけ、カトリックがエホバの証人とはっきり異なる点に、よいものを見出して下さい。

エキュメニカル運動(世界教会運動)は、もちろんエホバの証人が最も嫌う所で、エホバの証人は恐らく最後まで、世界の宗教界で孤立するかもしれません。しかし、最近少し興味ある動きが見られ、サイエントロジー、創価学会、統一原理教など、一般にカルトと言われている宗教団体と、ものみの塔協会が共同戦線をはる動きも見られており、注目する必要があります。このニュースのページをご覧下さい。

文字化けについては、ちょうど同じ時に、別の方から指摘があり、修正をしました。このページをご覧下さい。私の感では、これが文字化けの原因ではないか、と思っています。その後の文字化け状況についてお知らせ下されば幸いです。