(9-15-99)
エホバの証人の子供の懲らしめと鞭に関しましては、日本に初めて入っ てきた宣教者の影響が大きいと考えられます。元々日本にはそのような懲らしめの習 慣は一般的にはなかったと思われます。 それらが巡回監督や開拓者や古いエホバの証人を通して広がったと思われます。特 に、子供を持ったこともない巡回監督や開拓者は鞭に関して、非常に冷酷な指示を出 していた方も多く、「お尻に青あざが出来ても死ぬ事はないが従順でないならハルマ ゲドンで滅ぼされてしまう」と言う論点に基づいて、ベルトやホース(素材もビニー ルからゴムホース、特にガス管用のゴムホースが良く利くと言われていました)物差 し、細い竹の良くしなる棒等々、良くこれほど見つけられるものだと思うほど様々な ものが使用されていました。 確か、1985,6年頃だと思われますが、日本支部を通して長老団当 ての手紙で、懲らしめの鞭に関しての指示が来ました。内容は、 {研究司会者が研究生に代わって自分で研究生の子供に鞭をする傾向が見受けられ、 もし聖書研究に反対する夫から訴えられた場合、難しい問題に発展する可能性がある ので注意するように。}と言うものだったと思います。その時確か特別にプログラム を組んでその情報を会衆に提供したと思います。その後、巡回訪問でも懲らしめの鞭 に関する事柄が扱われ、協会も懲らしめは必ずしも鞭を伴うものでは無いという見解 を ものみの搭誌などで提供していたと思います。 そのころから日本のエホバの証人も大幅に増加して、会衆も分会に次ぐ 分会で古いエホバの証人がいない会衆も多くなってきました。その結果、以前見られ たような懲らしめに関する規則も少しづつゆるんできて最近ではがあまり見られなく なったように思われます。確かに、地域によってまた会衆によって異なると思われま すが私たちの周りでは集会でも大会でもあまり見なくなりました。 その反面、古いエホバの証人は「最近の親は子供を懲らしめなくてどうするんだろ う」と言って陰で愚痴を言ってるようです。 私の個人的な観察では、最近の日本のエホバの証人の子供達は社会的な マナーを身につけていない子が多くなったように見受けられます。組織も長老もそし て親たちもその事に全く関心がないように思われますのでこれからその点が心配で す。 参考になったかどうか分かりませんが私の個人的な観察です。
《編集者より》
ありがとうございました。これに関しては、実際にその時代に子どもとして育てられたエホバの証人二世の体験が最も有力な証言となるでしょう。アメリカでも、エホバの証人の会衆内での幼児虐待が多発しており、協会本部も黙っているわけにはいかず、何度も気を付けるように注意を出しています。