長老による嫌がらせについて−ベテル奉仕者の投書(08-22-97)に対して

(9-6-97)

<前略>
8・22付の元ベテル奉仕者の方の投稿を関心をもって読ませて貰いました。酷いこと
もあるものだなあと思いました。多分とても特殊な事柄だとは思うのですが、あな
がち無きしもあらずです。80年代終わりくらいからでしょうか、組織が従順を殊
更強調するようになりました。特に日本では神戸での集団背教などの影響で、間も
なく日本はサタンのターゲットとなるようなことがまことしやかにささやかれるよ
うになりました。不平や不満を心にも上らないよう気を付けていたことを思い出し
ます。長老への不平不満はエホバに対してと同様のものと理解されており、背教に
発展するものでした。
 
もちろん大半の長老は謙虚でしたが、権力志向のある人はどこにでもいましたし、
上の事柄を明らかに利用している人もいました。全てに言えることは長老という立
場は他の人からの助言や矯正が受けられない立場だということです。
 
私自身長老に暴言を吐かれたり卑猥な質問で困らされたこともあります。結構皆が
長老の顔色をうかがっていました。長老の権威はその人格に関わりなく存在してい
ました。仲間の中には巡回監督に直訴する人もいたらしいのですが、悲しいかな組
織は完全なヒエラルキーで成り立っていますので、長老の会議を経たものしか支部
に報告はなされません。
   元信者を排斥後10数年話の種にして悪口を言うこともあります。
  
<中略>
  教育を受ける権利は、エホバの証人の武道授業に関係した放校に対し
ての告訴では取り上げられますが、何だか一方的だとおもいます。ちなみに、高等
教育に関しては不文律の提案に過ぎないものなので、以前から未信者の片親に譲歩
する形で大学進学をする人は少数ながらいました。
 (
8・22付けの人へ・・・成人後、ましてやベテル奉仕後の進学なので特別に狙われた
のだとおもいます。組織の方針がころころ変わっても教育を受ける権利は日本でも
アメリカでも普遍的な人権の一つです。これまでどうり自信をもって一つしかない
人生を生きてください。)
  では村本さんこれからの更新も楽しみにしています。がんばってください。

《編集者より》
貴重な体験談をありがとうございます。エホバの証人の大多数が善良で愛ある人であることは、多くの人が認めることですが、それがエホバの証人の誇りにして宣伝するような、「一致」を意味するかは大きな疑問です。この方を含め、多くの元エホバの証人、そして現役のエホバの証人でさえ、仲間のエホバの証人や、長老の中に、明らかな「悪行者」がいて、しかもそれが大目に見られていることを証言しています。ものみの塔協会は、その出版物の中で、他のキリスト教世界がいかに腐敗しているか、それに対して自分たちの組織が、真のエホバの組織としていかに清潔であるかを、大々的に宣伝しています。しかし現実には、結局はどのような組織に行っても、それぞれに善良な人も隠れて悪行を行う人も必ずいることを、多くの人々が証言しています。

つい先日も、私の住むオレゴン州ポートランド市の北にあるワシントン州のウッドランドという田舎町で、会衆の長老の息子が20年間にわたって何十人に登る会衆の内部の子供たちに性的いたずらをし続けながら、会衆の人々はそれを警察に届けなかったことが、新聞に報道されました。彼らはこのことが公になって、エホバの名を傷つけることになることを恐れ、こっそり警察に知られずにこの悪行者を排斥処分にしたかったようですが、そうは行きませんでした。この例は、エホバの証人が、自分たちが糾弾し続けてきたカトリック教会と同じように、内部の悪行者を隠し通そうとしていることを白日の元に知らせる、よい例でした。

未信者の片親に譲歩する形で大学進学をする人がいたことは、確かですが、両親がエホバの証人であって、大学に進学した子供は、その後この宗教を離れるとき、反対者の親がエホバの証人の子供にする以上のつらい仕打ちをしたことが、エホバの証人二世の体験談の中にあります。