「エホバの証人の組織と活動」についての質問−ものみの塔は株式会社か法人か

(9-1-97)

サイトの最新更新、拝見しました。新情報の「エホバの証人の組織と活動」を興
味深く読みましたが、このなかで腑に落ちない点があるので、質問させてくださ
い。冒頭で「ものみの塔聖書冊子協会」が「会社組織」であるとの記述がありま
すが、これは日本でいう「株式会社」という理解でよいのでしょうか(素直によ
めばそう理解する人が多いでしょう)。だとすれば私にとっては初耳です。(参
照:「エホバの証人マインドコントロールの実態」P32)
もし、株式会社だとすれば、当然納税義務がありますから税務署(?)で調べれ
ば、売上や申告所得は明らかになると思いますが。日本には、「帝国データバン
ク」のような民間の調査機関があり、従業員数人の会社でも売上や所得はほとん
どの場合わかってしまいます。
また、文章のあとのほう----「財源」のなかほどあたり----には「確かにエホバ
の証人の伝道者がものみの塔協会という登録された非営利宗教法人を代表して寄
付を集めるのであれば、云々」という記述があり、これと「ものみの塔聖書冊子
協会」が「会社組織」であるという冒頭の記述は矛盾していませんか?
それと、以前からうかがいたかったことなのですが、村本さんのサイトの記事は
必ずしも村本さんお一人で書いていらっしゃるのではないようですが、執筆陣の
構成はどうなっているのでしょうか。一種の「雑誌」だとしたら、執筆者の名前
(もちろん、ペンネーム可)をいれると、親しみもわき、また責任もはっきりし
ていいのではと思ったりします。他の「ものみの塔関連サイト」との情報のやり
とりや重なりについても情婦があれば教えてください。

《編集者より》
日本でいう「株式会社」のイメージとアメリカの非営利の会社(nonprofit corporation)のイメージとの間には微妙な違いがあります。詳しくはアメリカの非営利会社組織についての注解をつけましたので、お読み下さい。結論として、ものみの塔協会は非営利の会社として、その利潤の使用方法に大きな制限がつきますが、それ以外は「株式会社」であると理解して構わないと思います。ウッド氏の本の32ページは、ラッセルの時代の話です。現在の形で会社(corporation)として設立されたのは、記事にも書きました通り、1955年のことですので、現在の組織の構造については当てはまりません。

ものみの塔協会の税に関する情報が簡単に手に入らない理由は、この corporation が privately-held company であるからです。General motors とか IBMのような public company の細かい会計は、公的な情報となり、情報公開の原則に則っていくらでも調べることが出来ますが、米国の privately-held company に関しては、プライバシーの保護が前面に出て、これはアクセスできません。従って、民間信用調査機関の方が、まだ見込みがあるというわけです。ニューヨーク法人に関して、民間信用調査機関を通じてその収入を調べた人がいました。1991年度の売り上げは1.25 billion dollars ,現在の 1ドル115円として換算して1440億円だそうです。

会社組織を有することと、非営利宗教法人であることとは、アメリカでは互いに矛盾する相容れない概念ではありません。詳しくは、上に述べた注解をお読み下さい。

私のサイトの記事は、私の書いたものでないものは、すべて筆者を明らかにしてあります。(「血の教え」に関しては現役のエホバの証人が関係しているのでこれに関しては公表はできません。)他の「ものみの塔関連サイト」との情報のやりとりは今後の課題です。