組織とは?−組織は証人の生活を統制しているか−現役エホバの証人より

(7-22-99)

 エホバの証人とは、エホバの主権を擁護する証言をする人のことです。その人々
は、組織に入る事により証人になるのではなく、証人であるがゆえに組織されている
のです。
 ですから、その証言や、生活について組織から統制される必要は、まったくないの
です。
 エホバの組織に疑問をもたれる皆さんに、そこを理解していただければ幸いです。
 私は、マインドコントロールもされていませんし、偏屈な人間でもありません。
 信者には、物事を、まだよく比較考量できない方がおられるのも事実です。
 また、エホバの証人でなければ楽園に行けないという信仰を持つゆえに、排斥を恐
れる方もおられるのは、事実ではないかと思います。
 私は、現役の証人ですが、研究生のころから、(15年以上前から)そのような教理
を読んだことも聴いたこともありません。
 ただし教理を個人的によく理解しできていない証人がいることは、感じています。
 組織されている人間のそのような不完全さを正す事を、エホバの組織に反対する人
を組織することによって行うことは効果的でしょうか?
 それより、ご自分の身近な証人と一対一で話し合う、勇気と愛をお持ちいただける
ことをのぞみます。

 エホバを愛すことは、エホバを愛さない家族や、友人と敵対することではありませ
ん。
 エホバを愛すことは、隣人を愛すことです。私は、このようにエホバの組織につい
て深く考察される皆様と正しい話し合いをしたいと願っています。

《編集者より》
お便りありがとうございます。あなたは、「組織に入る事により証人になるのではなく、証人であるがゆえに組織されている」と言いますが、これは言葉の遊びに過ぎないのではないでしょうか。この世の中に組織に入らない証人はいませんし、証人であったら必ず組織に入りますから、証人であること、すなわち百パーセント組織に入ることです。従って、どちらが原因でどちらが結果かを議論しても意味はないでしょう。譬えて言えば、「大学に入ることによって大学生になるのではなく、大学生が集まるから大学になる」と言ってみた所で何の意味があるでしょうか。大学に入学していることと大学生であることとは完全に一致しているからです。

あなたはまた、「その証言や、生活について組織から統制される必要は、まったくないのです」と書かれていますが、あなたが受けたバプテスマは、あなたが「神の霊に導かれている組織と交わるエホバの証人の一人になること」を約束しているのです。

*** 塔85 6/1 30 献身によってエホバに服する ***
大会で行なわれるバプテスマの話の終わりに,バプテスマ希望者は二つの簡単な質問に深い理解と心からの感謝とをもって答えることができるでしょう。それは,キリストの残された模範に従うことに含まれている事柄を認識していることを確認するための質問です。最初の質問は次のとおりです。

あなたは,イエス・キリストの犠牲に基づいて自分の罪を悔い改め,エホバのご意志を行なうため,エホバに献身しましたか。

2番目の質問は次のとおりです。

あなたは,献身してバプテスマを受けることにより,自分が,神の霊に導かれている組織と交わるエホバの証人の一人になることを理解していますか。

この二つの質問にはいと答えたバプテスマ希望者は,キリスト教のバプテスマを受けるのにふさわしい心の状態にあります。

あなたは現役のエホバの証人として、証言や生活について、組織の教えと異なる事を言ったり行ったりできるでしょうか。もちろん、組織に知られない形で行う私的な事柄は問題ないでしょうが、組織の教えと異なることを公然と行ったり発言したりはできないはずです。たとえば、1995年以前に、別の現役のエホバの証人が書かれたように、「聖書はわたしたちに終わりの日の正確な時を教えていません、従って世代を文字通り解釈する必要はないと思います」と集会の場で全員に聞こえるように言ったとしたらどうなったでしょう。それでもあなたの証言は組織から統制されていない、と言い切れますか。

 また、エホバの証人でなければ楽園に行けないという信仰を持つゆえに、排斥を恐
れる方もおられるのは、事実ではないかと思います。
 私は、現役の証人ですが、研究生のころから、(15年以上前から)そのような教理
を読んだことも聴いたこともありません。

あなたは、エホバの証人の基本的教理をご存知ないようですね。排斥を受けて、エホバの証人から見れば「背教者」となったものは、ハルマゲドンで滅ぼされるというのは、エホバの証人の誰もが知っている教理です。あなたのために幾つかの引用を挙げましょう。

*** 塔92 11/15 20 エホバに忠節に仕えなさい ***
8 わたしたちは皆,エホバの献身した証人として,エホバとエホバの組織に忠節でなければなりません。神のすばらしい光から離れ,背教の道を追い求めることなど,決して考えてもなりません。背教の道は現在でも霊的な死をもたらすことがあり,最終的には滅びに至る恐れがあります。

ここで言う「最終的には滅びに至る」というのがハルマゲドンで滅ぼされるという意味であることはあなたも同意するでしょう。つまり、排斥される、つまり背教すれば、ハルマゲドンで滅ぼされ、楽園に生き残れないことを意味します。

*** 告 170 12 大群衆―天で生きるのか,地上で生きるのか ***
聖書は次の結論を強力に支持している。すなわち,エホバはハルマゲドンで地上の人々を滅ぼし,ご自分のおきてに従い,ご自分の組織を擁護する人々だけを救われる。

これは、少し古い引用ですが、組織につく人間だけが救われるという教理は、エホバの証人の歴史の中で変化したことはありません。

 それより、ご自分の身近な証人と一対一で話し合う、勇気と愛をお持ちいただける
ことをのぞみます。

 エホバを愛すことは、エホバを愛さない家族や、友人と敵対することではありませ
ん。
 エホバを愛すことは、隣人を愛すことです。私は、このようにエホバの組織につい
て深く考察される皆様と正しい話し合いをしたいと願っています。

あなたのこのお言葉には、全く同感です。あなたのような、オープンな対話を望むエホバの証人が出てくることは、私も大いに歓迎します。ただ、問題は、これまでほとんどのエホバの証人は、自分の側の意見と言いたいことを言い終わると、それに対する別の意見を聞いたり見たりして考えることをせず、そのまま立ち去ってしまうことです。そのようなエホバの証人に、「待って、あなたの意見を聞いたのだから、私の意見も聞いて」と言うと、逆に怒り出すことが多くあります。「エホバを愛することは、友人と敵対することではありません」とおっしゃるあなたにはそのようなことは無いと思いますが、残念ながら、大部分のエホバの証人は、喧嘩腰の対話拒否の態度をとってきました。あなたのようなエホバの証人が増えて、この悲しい傾向が徐々に解消していくことを望みます。これをきっかけに、私たちエホバの証人以外の人々と活発な対話(一方的な発言だけでなく、話すと同時に聞くこともふくめて)をあなたが行って下さることをお願いします。