長老との研究報告、インターネットとエホバの証人について

(7-17-97)

村本様

ご無沙汰しております。近況報告の一つとして、一緒に聖書を学んでいる方(勿論、
エホバの証人の長老で、彼ら流の方法で学んでいるわけですが)の事とその時の話
題についていくつか紹介してみたいと思います。

名前:O氏、エホバの証人の長老。年齢50歳前後。

本会衆に移ってきたのは私たち一家とほぼ同じ1年半ほど前です。アルバイト的な
仕事をしながら生計をたてているようです。温厚で、身なりの整った典型的なエホ
バの証人です。娘さんの一家もエホバの証人で(ご主人はどうか分かりませんが)、
O氏が以前住んでいた遠隔地に住んでおり、時々訪問してきます。多くの場合と同
じく、奥さんが先にエホバの証人になり、最初は反対したが結局エホバの証人になっ
たと言っていました。基本的にまじめで、素朴な性格の方です。これは私の想像で
すが、仕事上での挫折がその一因となったのかも知れません。

一、ニ度一緒に食事をしたことがありますが、私と同じく酒は好きです。物事にあ
まりこだわる性格ではありません。ただ、他のエホバの証人の人たちと同じく、統
治体を全面的に信頼し(あるいは疑いつつもそういう態度を取っている?)、エホ
バの証人の「律法」を守っています。

村本様もおっしゃっていたように思いますが、一般的に、いわゆる「家庭研究」は
6カ月をめどに打ち切られるとのことでしたが、私の「研究」はすでに1年半にな
ります。ここに引っ越ししてくる前の「長老」のT氏との「研究」も2年以上に及
びました。彼らが6カ月という期間をそれほど重要視しているとは感じられません。

この「家庭聖書研究」を始めたころ、私が一般的な反応をせず(すなわち彼らのマ
インドコントロールの手法に乗らず、自分が理解できるまでいかなるものも信用し
ないと言う態度)質問ばかりするのをみて、一度はエホバの証人になる見込みはな
いと判断したようで、「もうやめたほうがよいのではないか」と言いました。ただ、
私が「私は、と思う
なら来ていただく必要はないが、私にとってはあなたに来ていただくことは価値が
ある」と言うと理解していただいたようです。

テキストは「知識」で、しばしば脱線するので進度は大変遅いです。一回(一週間)
に2ページ進むかどうかと言うところです。進度が遅いことは、それほどいやがる
様子はありません。それはマインドコントロールの手法からすると、明らかに効率
が悪くなると思われますけれども?

最近のインターネット解禁を受けて、O氏もインターネットに若干の関心を示して
います。是非とも彼にインターネットできる環境をもたらしたいと思います。

ところ話変わりますが、村本様の新しいウェブページ(エホバの証人と血の教え)
で現役のエホバの証人の長老の方々共同で運営しているというのはどのような状況
なのでしょうか? インターネット解禁から予想されなくはないのですが、まだ実
感がありません。場合によれば、画期的なことかも知れません。追加情報がいただ
ければ幸いです。

また、近いうちにメール差し上げたいと存じます。今後ともよろしくお願いいたし
ます。

《編集者より》
Tさんからはこれで七回目の投稿です。いつも貴重な経験談をありがとうございます。研究期間の件ですが、6ヶ月というのは一応目安のようで、研究の進行度や、本人の熱心さなどにより、長く続くこともあるようです。この例でも、「一度はエホバの証人になる見込みはないと判断したようで、『もうやめたほうがよいのではないか』と言いました」とあるように、必ず打ち切りを提案されると思います。しかし、Tさんの熱意によって、長老も続けようと思ったのではないでしょうか。

「エホバの証人と血の教え」のページは、何人かのアメリカとヨーロッパの現役のエホバの証人の長老が世界的に議論を巻き起こすべく、インターネットの上で繰り広げている活動です。彼らは、インターネット上でこの宗教の内部改革を提唱していますが、この運動はインターネットの上であるからこそ出来る運動です。彼らの行っていることが会衆や監督に知られた場合には、即刻排斥処分になることは彼らは充分に知っています。アメリカでこの運動の中心となっている長老とはかなりメールを交換していますが、彼は開拓者もやり主宰監督も勤める、エホバの証人歴30年のベテランです。

画期的なことかどうか知りませんが、インターネットでしか出来ないような新たな動きがエホバの証人の社会に確実に起こっていることは確かで、私はこれに非常な関心と興味を持って見守っております。「エホバの証人と血の教え」のページを彼らと共同で出したのは、このことを日本の皆様にもお知らせしたかったからです。