エホバの証人の子供として育てられ、間違いに気付く

(6-7-96)。


はじめまして。
 「エホバの証人日本語情報センター」見させていただきました。
日本語によるエホバの証人の情報はないものかと探していましたの
で、このページを見つけうれしく思ってます。
 私の母親は、私が3才の頃から二十数年間ものみの塔の信者でし
て、私も中学生の頃まで信者の子供として半ば強制的に「集会」や
「研究」への参加が義務付けられていました。子供心にもエホバの
証人の主張には疑問を感じていましたが、「滅びる」ことへの恐怖
もありしばらく母親に従っておりました。結局「確固とした信仰」
を得ることはありませんでしたが、「ハルマゲドン」や「千年王国」
などの「到来」については薄ぼんやりと何となく、でもやはり信じ
ているという状態でした。(というか、つい最近まで頭では否定し
てても片隅に「もしかしたら・・・」という気持ちが残っていまし
た。)
 幸いにも私がエホバの証人信者にならなくて済んだのは、父親や
親戚が「反対者」であったことが大きいように思われます。わが家
では信仰に関して両親のいさかいが年中ありましたし、親戚も大変
心配しておりました。こんな状況を見ていたことが私のエホバの証
人に対する懐疑のきっかけになったと覚えます。また(学校などで
出会う)エホバの証人以外の友人達が魅力的であったこともそうで
しょう。エホバの証人は、そこに集う信者達がどんなに人間的に素
晴しいか、「この世」の人びとはどんなに「利己的」かを主張しま
すが私にはそれが納得いきませんでした。信者の中にも魅力的な人
がいないとは言いませんが、彼等が「この世」と呼ぶ社会の人びと
は信者よりもよほど豊かな人間性を持っていると思えたからです。
村本さんの娘さんの年齢は判りませんが、村本さんのお歳からして
大きくても十代と推察します。なるべく成人しないうちに、出来れ
ばすぐにでもエホバの証人の論のいいかげんさに気付くよう願いま
す。その際は何処がどうおかしいのかということを逐一検討し、本
人がエホバの証人を論破できるまでに納得していることが好ましい
と思います。私のように「何となく怪しい」という感覚だけで組織
を離れると後々尾をひく結果になります。(神経内科専門の村本さ
んには釈迦に説法かな?)
 私、長いことエホバの証人のことは考えないように努めてきまし
たが、以前映画『パーフェクト・ワールド』(ご覧になりましたか?
脱獄囚のケビン・コスナーがエホバの証人の子供をさらって逃亡す
るうちに二人に友情が生まれるという筋書です。)を観てから、改
めてエホバの証人とは何なのかを調べたいと考えています。



 このページ、期待しております。頑張ってください。

#日本ではエホバの証人がマスコミで取り上げられることも少ない
#です。オウムや統一協会に比べ、明確な刑事事件や民事的な問題
#を起こさないのが取り上げにくい理由の一つでしょうね。

《編集者より》
『パーフェクト・ワールド』はエホバの証人、元証人の間で話題になっている映画です。私も是非近いうちに見たいと思っています。他の読者でこの映画を見られた方々の感想もお聞かせ下さい。


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