マインド・コントロールを研究されている元統一教会信者の方

(5-28-98)


  在主  初めてお便りいたします。
私は10年前に統一協会を脱会し、現在はNGO職員をしながら通信大学で心理学を
学び、行く行くはマインド・コントロール体験と青年期課題について論文を書きたい
を考えている者です。カルト、マインド・コントロール関係のサイトを探していて、
ここにたどり着きました。
   正直申し上げて、エホバの証人に関する問題にはあまり詳しくありません。とい
うのは、従来のエホバの証人批判はその異端性に比重が置かれ、それはもちろん神学
上大切な問題ではありますが、世間一般に訴えるべきはカルトの持つ非人道性である
と考えるため、それらのスタンスに納得が行かず、あまり近寄らなかったからなので
す。最近はマインド・コントロールの面から研究した本も出てきたので、今後勉強し
ようと思っています。

(後略)

《編集者より》
エホバの証人のマインド・コントロールと統一教会のそれとは、大分違いがあり、その両者を比較して共通点と相違点を明らかにしていく研究は、両方のカルトのより深い理解と、信者の救済とに役に立つと思います。おっしゃるように、エホバの証人の批判はえてしてその「異端性」に重点がおかれ、そのために教義の水掛け論に終始してしまい、興味や希望を失う人も多かったと思います。あなたのおっしゃるように、エホバの証人をその非人道性から研究する方向性は私も非常に重要なものと考えます。是非今後とも勉強を続け、成果を発表して下さい。


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