終末論者達の不穏な活動

(1-24-99)

「私たちには時間がない」
これは、高等教育に対して批判的なのは何故かを尋ねた時に出てきた彼らの答です。
「ハルマゲドンがやって来るのに、そんな……」

NHKのBSニュース50を見ていた時、次のようなニュースが流れてきました。
それによると、
@  終末論を唱えるキリスト教新興宗教の信者(アメリカ人?)数人が、
     何らかの目的を持って(破壊活動?)イスラエルに入国したこと。
A  彼らがイスラエル当局によって身柄を拘束されたこと。
B  この動きにアメリカ政府も注目していること。
    (このニュースの正確な内容や日付等、現在NHKに問いあわせているところで
す)

「主が来るという約束は、いったいどうなったのだ。父たちが死んでこのかた、世の
中のことは、天地創造の始めから何一つ変わらないではないか。」(第二ペトロ)い
くら待ってもやって来ないなら、「それが来るのを早めるようにすべき」ではないの
か、そのためには……。

イスラエル政府要人の殺害、建物の爆破。パレスチナ自治政府要人の殺害等。まさか
ものみの塔協会が、こんな馬鹿な計画をいだいているとは思わないが、このニュース
を聞いた時、終末論者達が不穏な活動をするのではないかという、ある種の不安と恐
ろしさを感じました。

《編集者より》
このような終末を自分の手でもたらそうとする宗教団体は、この千年期の終わりに際して世界的に増えています。上に紹介されたコロラド州のカルトもその一つですし、日本のオーム真理教もそれに似ているでしょう。その他世界的に幾つかの宗教団体が同じような考えで行動していますし、これからも出てくるでしょう。歴史を見てみれば、前の19世紀の終わりにも同じような「流行」があり、その中で現れたのが今のエホバの証人の元祖であるラッセルの宗教でした。従って、世紀末の終末論新興宗教と今のエホバの証人とは無縁ではありません。

しかし公正を期するために申し上げますが、現在のエホバの証人はこの差し迫った終末の教えから逆に離れようとしています。確かに今でも「ハルマゲドンは直ぐに来る」とは教えていますが、1995年の「この世代」の教義の変更以来、ハルマゲドンの来る時期は全く漠然としてしまい、それ以来、エホバの証人の間には、以前のハルマゲドンの予告された1975年以前に見られたような、差し迫った緊迫感はなくなり、全くのんびりとしているようです。私の近くの会衆の長老でも、この数年というもの、世界中をバケーション旅行して「世の人」以上にこの世の中をエンジョイしている人がかなりいるようです。