エホバの証人の家庭に育った元伝道者

(1-10-97)

 村本様へ、初めまして。私は大阪に住んでいる23歳の大学生です。
ホームページを拝見させていただきました。私は最近パソコンを買って
インターネットを始めたのですが、こんなにもエホバの証人関連のサイトがあり、
エホバの証人のことで悩んでいる人が自分以外にもこんなにもたくさんいる
ことを知って驚かされました。また、こういった人たちを救うために、インターネ
ット上で活動なさっている人たちの努力には頭が下がります。

 ここで少し私とエホバの証人との関わりについて話したいと思います。
私の母はちょうど私が生まれた頃にエホバの証人となりました。そして、
2つ上の姉、7つ下の弟とともに私もエホバの証人として育てられました。
私は小学5年の時に「伝道者」となり、バプテスマを受ける準備を始めるところ
までいきましたが、中学1年の時にエホバの証人をやめました。姉は中学生の時に
バプテスマを受けましたが、高校生の時にやめました。弟も中学生の時にやめまし
た。

 エホバの証人をやめてから、エホバの証人として育てられたために失ったものを
考える度、私をエホバの証人として育てた母親に対する憎しみ、また、子供を
エホバの証人として育てていた母親に対して、何の対処もしてこなかった父親に
対する憎しみを抱いて生きてきました。私は、何度か母親にエホバの証人を
やめるよう働きかけてきましたが、20年以上もエホバの証人をやってきた母親の
考えを変えることはできませんでした。

 こういった状況の中で、私の姉が、結婚し出産した2年前頃から、またエホバの
証人に戻り始めました。私と違って、姉はエホバの証人をやめてから、エホバの
証人の誤りについて深く追求するということをしてこなかったために、戻って
しまったようです。最近では、姉の影響で2歳の姪も「エホバ」といったりするよ
うになってしまいました。このままでは、姪も私と同じような苦しみを味わうことに
なると思うと、非常に心が痛んでいます。母親をやめ指すことは無理かもしれませ
んが、せめて姉と姪だけでもやめさせるように努力していきたいと思っています。

 私は大学で英語を少しかじっているので、”Crisis of Conscience"も米国の
書店から取り寄せて読みました。もし、エホバの証人に関する英文の出版物の
翻訳などで私にできることがありましたら、お知らせください。

《編集者より》
あなたのおっしゃる「私と違って、姉はエホバの証人をやめてから、エホバの証人の誤りについて深く追求するということをしてこなかったために、戻ってしまったようです」ということはその通りだと思います。残念ながら健全な批判能力を身に着けない人間がこの宗教の虜になります。お姉さんと対決することなく、親密な会話や、本や文書をそっと読ませてあげることでお姉さんに批判能力を育てて上げることが第一でしょう。2歳の幼児に関しては、父親(お姉さんの旦那さん)の発言権が大事です。その方と話し合ったらいかがでしょうか。(もちろんその方がエホバの証人の場合には話が違いますが。)