(10-27-04)
はじめまして。****と申します。突然のご相談をお許し下さい。 私には深い悩みがあります。それは「人間死んだらどうなるか」ということです。 「死後」は「我々の100%確実な将来」であり「全人類永遠の課題」です。 これは科学や医学で解答が出ぬ以上、宗教家にその答えを尋ねざるを得ません。 そこで「教団代表の貴方様」に質問です。 相談1:何ら信仰心のない私**は、死んだらどうなるのでしょうか。 @(臨死体験はあるが)死んだことはない。まして他人の死後はわからない。 A(何らかの方法で)生きている現在、ハッキリわかる(わかった)。 「質問のご返信」が頂けない場合「@」と判断させていただきます。 「A」というお返事がいただけた場合、さらに質問を続けさせていただきたいと思い ます。 ご協力よろしくお願いします。お返事お待ちしております。
《編集者より》
最初にお断わりしておきますが、私は「教団代表」でも「宗教家」でもありません。ただ、あなたの取り上げた質問は、私もよく扱っていますので、ここで私の意見を申し上げます。あくまで宗教、真理、神経医学を勉強してきた一個人の助言として聞いて下さい。
死後どうなるかは医学的に完全に解明されています。人間個体の死は、心臓と呼吸の停止によって始まるという考え方と、脳の機能が停止した時に始まるという考え方とがありますが、いずれにしても大部分の場合、時間的に大きな差はありません。その後、人間の体を構成する細胞は次々に死んで行きますが、その時間は細胞の種類によって大きく違います。社会通念上は、人間としての機能、つまり脳の機能が完全に停止した時点を死とし、それ以後は人間は「死体」となります。脳細胞の死は最も早く起こることから、その時点で「死体」と考えることは広く行なわれています。
物質として残る死体や骨や灰の他に、何か死後に残るものがあるのか、これが**さんの悩みつづける疑問だと思います。結論から言えば、**さん自身として残るものは何もありません。脳が死に絶えた時点で「**」という本人の認識は永遠に消滅しますので、あなたの側には何も残りません。しかし、残された家族やあなたを取り巻く社会には大きなものが残ります。それは「**」の消えることのない思い出です。人々はこの思い出を絶やさないために、記念になる物体を作ることを考えました。これが記念碑であり墓です。また思い出が強力になる場合には、夢や幻に「**」が出てきて、話し掛けたり導いたりします。この体験は世界人類共通で、アフリカの未開地の民族から、世界の大宗教に至るまで、ほとんど全ての宗教が死者の霊や死者の復活を証言しています。あなたの死後、あなたの最愛の家族や友人はあなたの「霊」に会うという体験をするかもしれません。
以上お答えになったかどうかわかりませんが、あなたの@、Aの二者択一の質問からすると、Aに近いのでしょうか。