「年金問題を投書された方へ」

(9-28-04)

では所得税はどうなのでしょうか。所得税も一定以上の収入が
なければかかりません。これは免除されているのではありませ
んか。年金も公的基金であり一定以上の収入がなければ免除さ
れます。それで宗教の道を追い求めるために質素な生き方を選
択し、一定の収入以内で生活したいと考える人がいればそれは
その人の自由ではありませんか。もちろん年金の免除は自己申
告なので収入が少なくても将来のことを考えて払いたいと思う
人はそうすることができます。その人の年収がいくらであり、
年金を免除されているかどうかは個人情報ですが、あなたは長
老として他の人を検閲する権利があるとお考えですか。まして
や大会で話す人が「みんな」免除している、とどうして分かる
のですか。編集者も指摘したように、証人以外の人で一定以上
の収入があり、自分の好きなことにお金を使いながら払ってい
ない悪質な未納者に比べ、法的にきちんと免除されている証人
の割合がどれくらいで、しかもそれが他人の良心を脅かすほど
の社会問題であるという根拠は何なのでしょうか。年金が免除
されない一定以上の収入がある場合の他と比較した証人たちの
未納率についてはご存知ですか。

あなたの会衆に実際に生活に困っている人が何人かいるという
理由で、他の人の将来を誠実に気遣うゆえにご自分の良心に従
って会衆を指導しておられるのであれば立派なことではありま
せんか。なにも証人たちは「みんな」払っていない、それも「
みんな」組織のせいだ、と飛躍されなくてもよいのではありま
せんか。長年の不満とストレスで一時的な感情のはけ口を求め
てこのサイトに来られたのかもしれませんが、問題が山積みす
る世の中でクリスチャンの長老として他の人の福祉に無償で奉
仕するのは素晴らしい生き方であると同時に、心労やストレス
も人一倍ではないかとお察しいたします。私はあなたについて
詳しいことは存じませんが、それでも生涯をかけて神と隣人に
仕えてこられた人生を客観的に振り返ってみれば、不満ばかり
でなく、かえがえのない貴重な祝福も経験してこられたのでは
ないでしょうか。まずはご自分のすぐそばにいる、導きを必要
とする愛すべき羊の一人一人をありのままに見られてはいかが
でしょうか。聖書も「嘆きながらでなく、喜びつつ」指導の任
に当たるよう勧めています。(ヘブライ人への手紙13:17)私
はあなたがそのような長老であると信じています。

《編集者より》
これは同じ日付で、直ぐ下の『「あなたは質問の肝心な部分に答えていません」−「編集者さまへの質問 続き」』と同じ方からの投書で、『「年金」と「他の人の良心」』の投書に対する発言だと思います。年金問題と困窮者の救済の問題は、世界的な制度の問題であり、私は広い観点から政策作成者がよりよい制度を作る必要があると思います。私は、ものみの塔協会が信者の老後の福祉に対して、充分な指導を行なってこなかった責任は重大であると思っていますが、私の印象ではエホバの証人が公的な援助制度を悪用しているのは、割合としては特に多くないと思っています。前回も書きましたが、エホバの証人以外に悪用している人が余りに多くいるためです(私のアメリカでの経験に基づいています)。ただ、前回の投書者の方は何も、あなたが言うように『証人たちは「みんな」払っていない、それも「みんな」組織のせいだ』とは言っていないと思います。これはあなたの誇張ではないでしょうか。