「『エホバとつながっていないからです』の投稿を読んで」−「真実を求め続けたいエホバの証人」より

(6-8-04)


 私は、以前「真実を求め続けたいエホバの証人」という
名前で何度か投稿したことのある者です。ちなみに私は
男ではありません。「兄弟」と呼んでいらした投稿者がい
らっしゃいましたね。
今も組織と交わっていますが、上記の投稿を読んだ感想
を述べたいと思いました。

 まず、この投稿の内容そのものが、典型的な「組織お
勧めの思考パターン」から出ているものでした。つまり、
ご本人こそ、固く組織と結合しておられることを暴露して
いました。しかも、ご本人にはその自覚が全然なく、あく
までも自分は神と固く結びついていると自覚(錯覚)して
おられるところに、カルトの力を感じました。
大変興味深く思いました。
 また、この組織を「カルト」にするかどうかは、信者各自
の姿勢にかかっていることを改めて感じました。

 組織と結びついているのでなく、神と結びついているエ
ホバの証人は、発想自体が全く違うと思います。

 違う点を幾つが箇条書きにしてみます。
1)「このHPを見てエホバの証人をやめた人は、神と結
びついていたのでなく組織と結びついていた人」と結論
づけている点。

 エホバは本当にそのような短絡的な結論を出されると
思われますか。もし本気でそう思っておられるとしたら、
失礼ながら、余りにも神を知らなすぎるとしか言えません。
 いろいろな人がいるので、もちろん、神と結びついてい
なかった人たちも含まれているでしょう。部分的には否定
いたしません。
 しかし、数々の投稿を真に公平な気持ちで読んでいる
なら、出ていった人すべてに同じレッテルを張る感覚は
余りにも機械的に思われます。いえ、今の機械は非常
に優秀になりましたから、機械に申し訳ないくらい粗暴な
感性、組織の出版物が読者に吹き込もうとしている考え
方を鵜呑みにした、組織の申し子のような人だと感じました。

 なぜなら、エホバは、それぞれの人の状況、苦悩、悲し
み、感性、内面の人(心)等々、その人のすべてをご覧に
なって判断を下される方なのですから、そのエホバ神に
倣った見方をしたいと願っている信者、つまり組織よりも
神と結びついている信者は、人の断片、それも極小の断
片だけを見て、あのような短絡的かつ粗暴な結論を下す
ことは決してしません。
 本当にエホバ神と結びついている信者ならば、あのよう
な考え方はしませんし、ましてあのような結論は出さない
ということです。

 あのような考え方、あのような感性は、まさに「組織人間」
の悪い面を象徴していると言えるでしょう。

2)神をどこに見出しているかという点。

 あの投稿は、「エホバ神はエホバの証人の組織にしかい
ない」という発想から出ています。それもまさに組織が信者
に植え込もうと力を注いでいる発想の原点です。
  つまり、あの投稿の原点にあるものは、組織思考に100
%はまっている信者しかしない「物事の見方、考え方」なの
です。

 組織を出ていった人たちは、神を「組織の枠にとどまらな
い存在」と考えて出ていっています。考え方が違うだけの話
です。

 この組織がエホバ神について教えてくれたし、祈りの仕方
やご意志も教えてくれたといって、組織にとどまる人もいます。
それも一つの考え方だと思います。
 また、私のように、組織を全否定はせず、もう少し煮詰まる
まで様子を見ようということで、今の段階では組織は組織、
エホバはエホバと切り離して考えながらとどまっている者も
います。これも一つの考え方です。

 そして、もう一つのケースとして、師弟関係に例えてみます
と、あるとき弟子が師匠の教えに疑問を持って意見を言うけ
れども、師匠は聞く耳持たずどころか口封じの圧力をかけて
くるという場合、基礎を教えてもらったことは感謝しているけ
れども、やむにやまれず出て行くことにする人もいるわけで
す。そして警鐘を鳴らし始めます。
 あるいは、兄弟子の陰湿ないじめに遭って、師匠に訴える
けれども「兄弟子は神様が任命している」とかいって何も対
処されないため、やむにやまれず出ていった場合も同じで
す。
 あくまでも神を組織枠で考える人は、「出ていく人は神を待
つ信仰がない、神と結びついていない」と主張するでしょうし、
神を組織枠を超えた存在と考える人は、こんなところで待つ
必要はないと考えることでしょう。

 エホバ神は、それぞれに関する諸々な事柄を完璧にかん
がみて判断される方で、単なる組織びいきをされません。
公正に判断される方ですから、もし組織や組織に残ってい
る人の方が悪いときには、そちらを罰して、被害者を必ず救
済されます。やむにやまれない気持ちで組織から出ていった
人も救済されるでしょう。

 統治体は、自分たちが間違いをすることを認めています。
ということは、組織思考が根本的に間違っている可能性も
あり得るわけですから、私たちは決して短絡的、独断的な
思考パターンを身につけてしまわないよう気をつけなけれ
ばならないと思います。
それが神と結びついているクリスチャンの基本姿勢といえ
るのではないでしょうか。

《編集者より》
「エホバとつながっていないからです」の投稿は、現在のものみの塔協会の現状をある程度認識しながらも組織に固くついているエホバの証人の典型的な思考パターンを示したものとして、今回多くの反論が寄せられました。私もこの前の二つの投書で私の意見を述べましたので、そちらを参照して下さい。