「質問があります。校歌拒否について」−高校の音楽教師の方より

(4-18-04)

こんにちは、はじめまして。
 
私は公立高校の音楽の教師をしている者です。
 
4月には新一年生に校歌を指導しますが、そこで困った事が起こりました。
 
ある女子生徒がエホバの証人なので校歌は歌う事を禁止されていると涙目で言いに来たの
です。
 
私は歌詞を書かせることと校歌を歌う事を試験すると予告したので、その生徒が後でそう
話しに来ました。
 
何故校歌がいけないのでしょうか?
 
また、歌詞を文字で書くことはいいそうで、歌う事がだめなのだそうです。
 
私にはその区別も分かりません。
 
そう言われて私はとっさにじゃあ他の曲を歌ってと言いましたが、他の生徒が奇異に感じ
るでしょうし、その子が歌えない理由を詮索されるのもどうかと思います。
 
音程やリズムを覚えているかを試験したいので、他の曲ではやはり変だと考え直しました。
 
歌詞では無く、ドレミの階名で歌うのは構わないのでしょうか?もしそうなら階名で歌わ
せてもいいのですが、それでも他の生徒には奇異に感じるでしょうね。
 
本人が信念を持って歌わないと決めているならこちらも気にせず無言での試験を受けさせ
たらいいのかもしれないとも思います。
 
エホバの証人の子供達は自分がそれを信じていることがそういう形で他人に知られても気
にしないものでしょうか?
 
思春期の子供ですので、どうしたらいいか悩んでいます。
 
何か御助言が頂けたらと思います。

《編集者より》
この問題は学校関係者の方々から時々寄せられる質問で、過去にも何回か同じ質問がありました。次の「校歌を歌うことを拒否するエホバの証人の子供−中学教員の方より」の投書とその回答をご覧下さい。そこに、それ以前の同じ様な投稿へもリンクがはってありますので、そちらも参照できます。きっとお役に立つと思います。エホバの証人の子供たちが自分自身の信じていることを他人に知られても気にしないか、というご質問ですが、一般的に言ってエホバの証人は自分たちの信仰を公に知ってもらうことを望んでおり、そのために家から家へと赤の他人を訪ねて自分の信仰を伝えて回っています。ですから、原則的には「○○さんは宗教の理由で校歌が歌えないそうです」と公表することは構わないと思います。ただし、全てのエホバの証人の子供をこのように一律に扱うことは、その宗教団体であるものみの塔協会が信者に行なっている個人の良心を無視した一律の扱いと同様に、問題があります。エホバの証人と一口に言っても、その信仰の強さや、熱心さには大きな個人差があります。もしかしたら、その子供は親や会衆の他の信者の手前、表向きの信仰を見せるために、校歌を拒否しているのであり、心の底では自分でも納得していないかも知れません。もしそのような子供に、エホバの証人だからと言って一律の扱いをすることは、その心の底にある良心を傷つけることになるかも知れません。私は、ここは教育の基本である子供との対話を第一にすることをお勧めします。一度面と向かって二人だけで面談し、どうして校歌がいけないのか、それはその子供の心底の信念なのか、そのことを他の生徒に公表することは構わないか、などを聞くことが良いと思います。また、前回の質問者に対して私がお勧めした質問を、ここでも生徒に対して投げかけることをお勧めします。