(4-3-04)
「証人は神社に寄付しますか?」を投稿された方へ。 自治会費に対する認識は、個々の証人の判断にゆだねられていると思います。 私がかつて属していた会衆には、自治会の役員をしていた女性証人が何人かいました。 住民が、当番制で、強制的に自治会の役員を引き受けなくてはならない自治会に属していたから だと思います。 彼女達の場合は、自治会費に神社への寄付が組み込まれていたため、かなり悩み、対応も それぞれの信仰に応じて、微妙に違っていました。 一人の信者は、寄付の集金をするだけで、排斥される(強制的に宗教組織から追い出される)と 思い、集金の仕事だけは拒否していました。ご自身もその寄付金は出さなかったようです。 もう一人の信者は、集金は崇拝行為にはあたらないと判断して、平気で集金しましたし、自身もその 寄付金を出しました。 別の証人は、自治会費は税金と同じなので、当然支払うべきだと豪語し、集金の仕事も 順番が来れば当然引き受けると言っていました。 しかし、この人は後日、突然考えを翻し、役員自体を引き受けるのも崇拝行為にあたり問題だとして、 役員をおりたようです。会衆内でも、ご近所づきあいでも、気まずい思いをしたのは、想像にかたく ありません。 その他の多くの証人たちは、自治会費は納めていませんでした。 証人の多くが、集合住宅に住んでおり、時代の流れで、マンションの理事会などが自治会に所属する こと自体を疑問視するようになったため、自然に支払いを免除されるケースが増えて来たのです。 中には市営住宅などに住んでいて、団地の自治会が一括して町の自治会に会費を納めている ケースもあったようで、個々の住民にとって、支払うかどうかいちいち判断する機会はないようでした。 私がエホバの証人をやめてから、三年弱たちますので、今の協会の判断とは少し違うかもしれません。 彼らも巧みに世に同化して行っているでしょうから。 エホバの証人を辞めて、ますますあの組織がオーム同様、偽りに満ちた、カルト集団であると 確信しています。 村本様も、変わりなく、このサイトの運営をされていて、嬉しいです。 どうか、お体に気をつけてくださいませ。
《編集者より》
これは「証人は神社に寄付しますか?」に対するお返事です。興味ある実態を教えていただきありがとうございます。この点は、確かに「良心に基づいて決める」問題なのでしょうが、これももし、ものみの塔誌や目ざめよ誌に記事が出て、こうした方がいい、と書かれると、全員が一斉に「右向け右」と軍隊のように行動を統一することになるのでしょう。国歌を歌うことが「崇拝」に当たるかどうか、これも神社への寄附と同様に議論の分かれる所でしょうが、ものみの塔協会がこれは「崇拝」に当たると決めると、全員が一斉にそうなる所が、全体主義国家と同様、ものみの塔の恐ろしい所であると私は思います。