「JWの母を憂慮する元2世の娘より」を投稿された方へ

(3-29-04)

今まで2度投稿したものですが(ハンドルネームは「サナコ」といいます)、私と同じような
思いをお持ちの方に出会えて、心強く思っています。私も元JW二世で、母は現役です。母は
私が物心つく前からエホバの証人と研究をはじめ、集会と奉仕の中で育ちました。高校のとき
にたいした志もなくバプテスマを受けましたが、高校卒業後大学に行き、その結果JWへの見方
が変わりました。いろんな考え方に触れたということもありますが、今の夫と出会えたことが
いちばんの要素でした。夫はJWではありません。私は2年半前から完全にJWの活動をやめて自然
消滅しました。

私が結婚したため、母と離れて暮らすようになって半年になります。まだ半年なのですが、
物理的に距離ができてしまったこともあり、同居していた頃は毎日何かしら会話があったり、
JWの考え方に関して話し合いをしたりすることもありましたが、今は電話やメールの行き来や
たまにいっしょに食事をするぐらいで、宗教的な話はほとんどしなくなってしまいました。

私も僭越ながら、母には自分の目でものを見て、自分の頭でしっかりと考えられる人になって
欲しいと思っています。娘がこんなことをいうのはなんですが、夫の両親との親交が深まるに連れ、
自分の母の純真無垢で世間ずれしていない様が悲しくなるほど見えるようになってきてしまいました。
母と同年代の方に数多くお会いしたわけではないので一概には言えませんし、人それぞれの持ち味
というのもあると思います。しかしそうは思いながらも、母に会うたびに不安が頭をよぎります。
もともと母の性格もありますし、それなりのよさもあるとは思いますが、四半世紀以上もJWの中で
生きてきた影響は大きいとひしひし感じています。組織を離れてがんばって新しい人生を切り開いて
ほしいとまでは言いません。しかし大切な人生を人任せにしたり、組織の日和見的な教えに翻弄
されたり、ましてや命を落としたりなどして欲しくないのです。難しいことではありますが、
「物事をありのままに見る」姿勢を少しでも持つことができれば、母の人生も豊かになっていくの
ではないかと、高い望みを持ちつづけています。

そんな思いが募り募ってしまい、思い切ってこのサイトのレイモンド・フランズの記事を印刷し、
「これを読んでいろいろと考えてみて欲しい」との手紙を添えて送ってみました。これならきっと
母の心に訴えるものがあるのではないか、「クリスチャン」として生涯を送りたいという思いがある
のなら、少しは受け入れられる内容なのではないかといろいろと思案した結果でした。つい先週送った
ばかりで、毎日電話がくるか手紙がくるかと待ち焦がれているのですが、今のところ何も反応はあり
ません。「JWの母を憂慮する元2世の娘より」を投稿された方は1ヵ月後に返事が来たとのこと
でしたので、気長に待ってみます。母が素直に読んでくれるとは私も思えませんし、たとえ読んだと
してもそれを消化するまでに時間がかかってしまうのは目に見えています。

気がはやって、悪い選択をしてしまったのではないかと後悔しては、いいやきっと大丈夫だと思い直す
日々が続いております。ただ、2週間ほど海外に行っていたところなので、JWの活動がおろそかに
なっているということや、私がJWをやめるにあたって、JWの教義や私自身の生き方について3年以上も
話し合いを続けてきた間のやり取りから、もしかして読んでくれるかもしれないとの望みはあります。
悪くても親子の縁は切らないでいてくれるのではないかと踏んでもいます。なかなかそんなに甘いもの
ではないのかもしれませんが、母に考えるきっかけを与える一歩になれればよいと考えています。また
事態が進みましたらこちらに投稿するつもりです。村本様が勧めておられた、いっしょに旅行に行ったり
聖書研究を申し出てみたりする方法も考えてみようと思います。

ただこのことは夫にも話せず、一人悶々と抱えていましたので、「JWの母を憂慮する元2世の娘より」
の投書にはとても勇気付けられました。このサイトはいつも心の支えになっています。村本様、毎日
お忙しいなか、このサイトを運営することはたいへんなことと思いますが、いつも感謝の念に絶えません。
本当にありがとうございます。

なお、似たような体験をしておられる方や感想をお持ちの方など個人的にメールのやり取りも始めて
みようと思います。よろしければ下記アドレスまでお願いします。

サナコ t98212mo@ybb.ne.jp

《編集者より》
メールアドレスの公開を希望していられると解釈して、削除してありません。あなたの場合、断絶も排斥もされていない、まだ形だけはエホバの証人であるあなたが、あなたのお母様とのよい関係を保ちながら、親密な会話ややり取りの中で、徐々にお母様を目ざめさせるのは、ある意味で理想的な設定であると思います。あなたが「背教者の文書」を送りつけたことで、お母様がどのように反応するか少し心配ですが、焦らずに時間をかけて、宗教以外での交わりを深めながら徐々に話を持ち出すのがいいのではないかと思います。またその後の発展をお知らせ下さい。