「カルトの子を読んで」

(3-28-04)

カルトの子を読んだ。別に驚くに値しない。証人のあいだでは、ごく普通になされている
体罰だ。子供達の脳を破壊する事の怖さ、生涯続く一般の人に心を開けない溝。世の終わ
りの教えから来る何をしても実が入らないと言う捨て鉢な気持ち。大学教育はサタンと教
わる。個人的に共鳴する事が多かった。
私なりにものみの塔に騙された事柄をリストする。
 
1、世の終わり ・・・  多くの歴史書を読むと、この教えは、けっこう古く End of 
the world という英語の言い回しは、ごく一般的に使われており、騙された自分の教養の
無さを今後悔している。こんなこと子供でも西洋では周知のことなのに。
 
2、サタン・・・  いるとかいないとか、影響を及ぼしているとか 人間が考えても答
はではない。つまり無用の教えである。地獄の閻魔様である。怖がらせるのが目的で大人
がまともに取るものではない。
 
3、目に見える神の組織。・・・  神の組織が目に見えるからインチキである。パウロ
は奇跡も予言も果てたとコリント書に記している。輸血を禁じたり、選挙の投票もしばら
くすると本人の良心の問題と言い換えたり、正規開拓時間をころころ変更してきた。会衆
内の長老の取り決めはすべて多数決つまり神権組織ではなく民主主義で決まる。何かの案
件を決めるのは聖書ではなく多数決、たとえ反聖書的であってもでもある。だから長老会
議は非公開、いつもこそこそ相手の顔色を見ながら手を上げ(採決)ている。盗聴すれば
納得するだろう。たとえば、ある若い姉妹が姦淫をしても密かに注意して他の会衆に移動
させ、何事も無かったかのように事を済ませる。メンバーを減らさない為だ。ある会衆の
長老が同性愛者だった。その会衆の若い男の子が同性愛行為を受けて、その会衆に訴えが
あり、その長老は下ろされ、別の会衆に移ってきた。その降ろされた長老の妻は裁判にも
っていって全てを暴露しようとしたが、長老団の執拗な要求により取りやめさせられた。
被害者の子供と家族も泣き寝入り。全てその指示は驚く無かれ世界本部である。世界本部
のメンツは被害者より重いものか。外人の宣教者が日本で伝道して、言葉がうまくできず、
コレハ カメのソウシキデス(神の組織です) と言う話しが古い年鑑にあったのを思い
出す。
女性がズボンをはいて集会に来れない先進国は聞いた事が無い。
女性が集会の主役にもなれない、国会議員になれてもだ。
 
4、ものみの塔誌は聖霊に導かれて書かれている。・・・ これほどの嘘は世の中には無
いだろうし、これほどの罪も無いだろう。一つの点として50年代60年代のものみの塔
誌には黒人問題に関しては全く無言である。神に導かれている組織なら、何故、彼らがあ
んなに虐められ、虐げられているのに発言しなかったのか信じられなかった。ものみの塔
誌は関わりたくなかったサブジェクトだからだ。特に純情で外国音痴の日本の読者は騙さ
れ、米国本部はその弱点を見抜きおだてて寄付集めの為に彼らを利用している。
女性差別の問題、同性愛者の問題 押し黙るものみの塔。実際何人の統治体のメンバーが
ものみの塔を誌を執筆しているか。ほとんど一般の人間が記事を書いている。内容はいつ
も同じ目新しいものは何も無い。有るとすれば解釈の変更である。ものみの塔誌自身が
We are not infallible.(全然間違いが無いわけでは無い)と認めているいるのに日本語
では不謬(ふびゅう)等と紛らわしい字を載せて濁している。
 
5、永遠の命 ・・・ 私たちは極楽浄土ぐらいにとればいいのに、まともに信じるもの
ではない。子供だましであり、非現実的。これも西洋的言葉の美学である。西洋では
forever は日本語の いつまでも ぐらいの感覚である。西洋の男性は女性に I love 
you forever と簡単に口にする。そしてすぐ離婚する。
 
6、楽園 ・・・  これを信じて子供を持たなかった夫婦は大勢いる。これより大きな
罪は無い。ものみの塔を訴えたいぐらいだ。サタンの世の中で子供を持つより楽園待ちが
合言葉であった。それが80年代から子持ちの写真がいつもものもの塔誌の表紙にでてき
た。実は日本の読者は知らないかも知れないが、米国では世の終わりをまともに取る長老
は殆ど無く、楽園待ちなどせず、80年代に入りせっせと子作りをしてたので長老の家族
は殆ど大家族である。75年代依然に証人になった人にはこれほどのショックは無い。
 
7、十字架・・・  イエスは十字架の上では死ななかったと嘘を教えている。参考文献
の誤った引用で読者を誤導する性根の悪さ。これを利用して他のキリスト教への弾圧。
 
8、寄付を集めない・・・  死んだら不動産を下さい といつも募集している。世界中
の会衆は毎月せっせと寄付金を送っている。何故米国の西海岸の州と東海岸の州に証人が
多いのか、簡単な事である。そこでメンバーを集めれば、それらの人の収入又、不動産も
価値が高く本部にはうまみが多いからと本部の担当者からきいた。サウスダコタ州(貧乏
州)で金を集めるの難しい。巡回監督は金持ち大好き人間。巡回監督は手品師のように寄
付金の封筒を背広に素早くしまう。ある巡回監督が金のローレクスの時計をはめていた。
その人は毎年海外旅行を楽しんでいる。
 
9、 テレビを見るな ・・・ある巡回監督の宿舎の世話にいった。テレビがあるだけで
は無く、ケーブルも入っていてあらゆる映画を楽しんでいる。更にその経費は巡回区が支
払っている。皆さんテレビを見ましょう。ケーブル入れましょう。
 
10、伝道・・・    証人になると伝道が義務になるが、これほど馬鹿げたことは無
い。一体だれが教える資格があるのか?一体だれが聖書をすべて理解したのか?一体誰が
本当に伝道したくてしているのか?長いあいだ考えてきた疑問である。ものみの塔自体が
聖書を理解していないし誤用ばかりしている。さらに証人は戸口で私たちは伝道をボラン
ティアでしていると言うが事実であろうか。伝道に行きたくない人を無理やり行かしてい
るのが現実であろう。
巡回訪問の最大の目的は、会衆の成員が伝道に出ているか、そして成員の数が増えている
かである。伝道時間の報告も殆どいんちきであれを本当のように掲載しているのも馬鹿げ
ている。ある成員は何もしていないのに、何十年も毎月の伝道時間を一時間と報告し続け
ている。なぜか、一時間と書いていれば、不活発伝道者では無くなり長老から文句も言わ
れないし、長老も巡回監督から文句を言われない。巡回監督も少ない不活発者数になるの
で、本部にも良い報告書が出来上がり,会衆が聖霊に導かれているから良い伝道時間の報
告書できたと自慢でき本部も一年の総伝道時間数が増えると言う仕組みである。まともに
取るほうが愚かである。
 
11、親、兄弟、親族捨てろ・・・・コルバンさえ捧げていれば、親への責任義務を果た
さなくても神に受け入れられると信じて親をないがしろにしている巡回監督や長老を多く
見てきた。更に、会衆内でも同じ態度で親族と疎遠になっている人が殆どである。良心の
呵責も無い。この点でもオウム真理教と全く同じ。このことでどれほどの家族が悲惨な思
いで現在でも暮らしているか。死ぬ時のイエスでさえ自分の母親の世話を気にかけたでは
ないか。ものみの塔は鬼の集団である。何十年も忍耐して来た夫達が孤独を避けるために
妻に負けて入信する人が多い。
今日も全世界で家族を目茶苦茶にされた事件が報告されている。ロシアでも起きている。
 
 
エホバの証人になった自分にとって一番の被害、損失は失われた時間である。人生にとっ
て一番大事なものは時間。それを奪うこの組織が憎い。
確かに、イソップ物語にもあるように騙されたカラスが悪くて、だましたきつねは悪くな
いのかもしれない。
 
もし、この記事を誰か読んで共鳴する人がいるならお願いがある。これ以上日本人がアメ
リカの宗教に騙され、金儲けに利用されない為にも、まず子供達から学校で宗教とはこん
なもんだ、と子供に説明し、騙されない為の教育と運動をしてもらいたい。皆で声を上げ
て宗教が悪いのではなく、騙されない知識、認識を広く伝えることを願う。
 
体罰をした親も被害者、体罰をされて殺された子も被害者と言う事実がカルト宗教の恐ろ
しいところだ。聖書の一部を曲解して あたかもそれが子供への最高の愛の表現と錯覚さ
せ、死に至らしめた加害者は、他でもなくこの世界本部の統治体である。
これ以上悲惨なカルトの子供を作らない為に カルト教団の恐ろしさを一人でも多くの人
に 宣べ伝えよ!と声を大にして 叫ぶ。
 
プロメティウスより

《編集者より》
米本和広氏の「カルトの子」については、このページをご覧下さい。宗教は一種の「諸刃のやいば」のようなもので、一面で人々に大きな心の平和と幸せを与えることがある反面、もう一方でカルトや宗教テロ、宗教戦争に見るように、悲劇や犯罪の温床ともなります。このような両極端の二つの顔を持つ宗教と言うものの実態を、一般の人々や子供に教えることは非常に難しいことです。私もこのサイトを通じて、模索してきましたが、何時までたっても難しいものです。宗教は有害であると、マルクスのように言い切ることは私は賛成できません。大事なことは、宗教の何が有害であるのかを研究し、そのような有害性を持つ宗教に対して警鐘を与え続けると同時に、宗教の何が有益であるのかを研究して、そのような人々の福祉と幸福に寄与するような宗教を守ることだと思います。この点で、私は最近自分の考えをまとめて読み物の形で出版することにしました。今回更新のニュースとお知らせの欄にあるように、近日中に書店に出回ると思いますので、興味があったら読んでみて下さい。