「愛と許し」は?−続

(2-26-04)

村本様から『エホバの証人の愛は無条件の人道的愛ではなく、いわば「理屈によ
る愛」と言えるでしょう。エホバの証人が元々禁じているようなことをして困っ
ている人には、「自分のまいた種だから」という理由で極めて冷淡です。』と言
うことを教わり、納得致しました。
借金を作った兄(未信者)を義姉(JW)が責めたてる訳も理解できました。
義姉が自分の事を「クリスチャン」と言うのを聞き、またJWで聖書の研究をして
いるのだから、当然「許し」の宗教かと思っていましたが、JWは違うのですね。

兄は元来、とても家庭的な人間で、週末にはよく家族を連れて出歩いていたもの
でした。家族揃って過ごすのが当然の「家庭の生活」で、夫婦仲も良く、子煩悩
な兄に子供達はじゃれ付くようにしていました。ただ、義姉がJWの活動を始めて
からは、少しづつ、少しづつ、家庭内に変化が見られるようになったのです。日
曜日に私が訪ねると、兄が一人きりでテレビの前に横になり、つまらなそうに過
ごしている事が多くなり、ウィークディでも夕刻に「食事は用意してありますか
らどうぞ」と言い残し、義姉は幼い子供達を連れて集会へ行っていました。私が
その場に遭遇したのは数回だけでしたし、寂しそうではありましたが兄が許して
いることでしたので、私が口出しする事でもなく、そのまま長い年月が流れたの
です。
もちろん借金を作るなど言語道断ですが、酒が呑める性質の兄は、次第に会社帰
りに飲み歩き、そのままホテルに泊まり翌日そのまま出勤するような生活になっ
て行ったようです。日曜日もゴルフ三昧でした。今回、兄の借金が発覚し、義姉
に責められた兄は「でも俺は浮気をしたわけでもないし…」などと言い、義姉は
「浮気をされた方が、よっぽど良かった。それならば私は大手を振って出て行き
ます」と言い返したそうです。
どんなに二人の心が離れてしまっても、不貞の事実がない限り、JWは離婚できな
いのでしょうか?

義姉がJWに入りさえしなければ、そして兄がもう少し強くて、きちんとに対処し
ていればこんな状態にはならなかったのかもしれません。

兄も心を入れ替えて新しい生活を始めたのだから、義姉にも「現実」を受けれて
欲しいのですが、ただただ兄の「犯した罪」が許せないようです。二人は別居生
活に入りましたが、今は兄よりも義姉の方が気掛かりです。毎日「怒り」の持っ
て行き先を捜しているようで、自分で自分を不幸にしているような気がします。
「許し」を知らないのは不幸ですね。

《編集者より》
離婚についてですが、義妹の方のほうから離婚を持ち出すことは、お兄さんが不貞を犯したのでない限りできないはずです。ただし、お兄さんの方から離婚を持ち出すのであれば、可能かもしれません。しかし、お兄さんの方が「悪者」になり、義妹の方が「犠牲者」というレッテルを貼られる可能性があります。しかしいずれにしても、あなたのお話から判断する限り、この夫婦の問題は修復不可能な所まで来ているように見えます。あなたが強く感じているように、お姉さんが寛容な許しの態度を示すことが一番円満な解決法でしょうが、それがエホバの証人としてできないのであれば(全てのエホバの証人がこのように罪に対して不寛容であるとは思いませんが)、二人が夫々別の人生を生きた方がお互いのためなのではないでしょうか。