(12-11-03)
2度目の投稿です。 この1〜2年ここの投稿を読ませてもらったのと、自分のエホバの証人暦12年の中から感じたことは、2世の方やご主人さんは別として 幸せで、何かの目標に向かってまっしぐらに前進している人はこの音信は聞かない。 自分が確立されていて、愛情いっぱい育っていたら、この組織とその成員の波長とは合わない。 学び始めてもバカバカしくて真剣になれない。 そんな風に感じています。 不活発姉妹となって早7年ですが、私は24歳でこの音信に出会いました。 まだ新婚といわれるころです。 私は、2世ではないけど、不安定で思い込みの激しい、潔癖で頑固、、、な母にエホバの証人の教理とは違うけれど同じような 育てられ方をしました。 2世の兄弟姉妹たちの懲らしめと同じかもっと虐待に近いものでした。 日常の暮らし方。異性との接し方、親に対する態度、勉強、習い事、親族に対する振る舞い、、、など 母の基準や考えから外れていると棒やベルト 本で ガンガン殴られ外に出され、世話も受けられず、異性との電話、交際も邪魔され,勘ぐられ口うるさく責められて 半分ノイローゼ気味でした。 夜中に英語の教科書を音読していると、突然ドアをガ―ンと思い切り開けて母が飛び込んできたこともあります。 「男の人と話をしていると思った。」というのです。 成人してからも8時過ぎに帰るとうるさくて10時にもなると暴力です。 電話の相手が異性だと早く切れと近くでやいやい言ってきます。 親の思いどうりにすればほめられ、少しでも外れると凄まじい仕打ちです。 そこには愛など無く、条件付の愛というか 躾の名を借りた憂さ晴らしのようでもありました。 お陰で?!私はそのころでも稀な清純で、純情で、家庭的で、依存心が強く、素直で、女らしくて控えめで、自分が無く 質素で、素朴でお嫁さんにしたい 迎えたいと評判でした。 そこにエホバの証人の教理が入れば模範的な姉妹です。 私は追い詰められあまり好きでもない人と親から離れるために、逃げ の結婚をしました。 主人は良い人だったので助かりましたが、それでも順風満帆には行っていませんでした。 そんな時エホバの証人の訪問を受け、のめりこんでいきました。 その後、研究司会者はみなどういうわけか、母の人格に似たり寄ったりの人ばかりです。(引越しや転勤で移動しても) ここでもいたぶられ?!でも従順で素直に自分を打ちたたいてあわせていました。 バプテスマをうけてからもどういうわけか群れの中にそっくりな人がいるのです。 そのうちに子供が誕生して私は人生観が180度変わりました。 懲らしめを群れや会衆の姉妹・長老から強要されたり遊びや子供の友達の制限などされはじめ 「自分は受け入れていたけれど絶対わが子には自分と同じ思いはさせられない。」と決心しました。 また三十代ともなると自己の確立ができてきたのかもしれません。 わが子をどのような息子にしたいのか、、、、と将来をイメージしたりしていくうちにこの教えとは同調できない。 この組織に留まっていたら、「自立もできない目標とするような子育てができない。」と気がつきました。 ほかにも組織を離れた理由はたくさんありますが、子育てに全力投球していた私にはもはや波長の合わない教理は邪魔でした。 母は強し。といいますが正にそれです。 自分の幼い頃、青春時代、の厳しすぎ偏っていた親からの躾でしたが、同じようなことは繰り返したくなかった。 今、このような過去の清算も少しずつ済ませて、自分や家族の波長を上げ、前向きで自由で本当の愛を示せるよう 模索中です。 親しくしてみると、姉妹たちの生い立ちは恵まれていたり、愛情いっぱいの人はすくないように思いました。 依存心や自信の無さ 目標の無い日々。 これらを断ち切ったとき自分の進む道が違うところにあるとはっきりわかり、強くなることができました。 ただ傷は消えませんが、育ててくれた親には感謝もしています。 エホバの組織に入ってしまった事は時間と体力の無駄だったと思っていますが、そのときの自分の波長と合ってしまったのでしょう。 志を高く持って前進あるのみ!
《編集者より》
あなたが「波長」と言っているものは、一種の共通の精神状態であると思います。エホバの証人になる人の間には多くの共通した性格がありますが、それに共鳴する人は、「類は友を呼ぶ」というようにエホバの証人に引き寄せられるのであると思います。あなたが書いている幾つかの性格描写、例えば、「不安定で思い込みの激しい、潔癖で頑固」とか、「依存心が強い」などは、実にエホバの証人に多く見られます。もちろんあなたのお母さんのように、エホバの証人でなくてもそのような人は沢山いますが、そのような性格の人が勧誘を受けると比較的簡単に信者になり易いようです。逆にエホバの証人になり難い、あるいはエホバの証人から出やすい性格は、独立思考を行なう、柔軟性があって物事を多面的、客観的に見られる、脅かしに簡単に乗らない精神的な強さ、などが挙げられると思います。あなたの場合、お子さんを育てる過程で精神的な成長を遂げられて、それが組織から出る勇気を与えたのだと思います。