会衆のなすがままになっている10代の二世研究生

(10-14-03)


はじめまして

HP拝見させて頂きました。JWの歴史や背景など大変わかりやすくまとめられていて、よか
ったです。

 主旨が異なっているのはわかっております。でも、どうしたらいいかわからないので、
相談と言う形でメールをさせて頂きました。背景と現状を説明しますので、もし可能なら
どうするべきか、もしくはどんな風に考えていくべきかをアドバイスいただけたら幸いで
す。 

 僕は10代のいわゆる2世です(といっても研究生ですが)。そして正確には小学4年
生くらいからですので、純粋な2世ではありません。その頃から僕は高校卒業して家を出
るまで、親に半ば強制的に集会に参加させられてきました。その間ずっと「何故、信じて
いないものを両親は僕に押し付けるのだろう?」と考えてきました。

 昔、両親は他の宗教に入っており、そこの牧師が事件を起こしたらしく、宗教には二度
と関わらないと思っていたようなのですが、家から家の訪問で、もともと信心深かった母
が研究を始め、その事に父はかなり憤慨したようですが、忍耐強い長老兄弟についには父
も…と言うようにして集会に行かせられるようになりました。

 今は親元を離れて暮らしておりますが(いい忘れましたが海外です)、もといた会衆か
ら今いる会衆へ手紙が行ったらしく、毎回お迎えが来て、集会への参加を余儀なくされて
しまいました。あれよあれよと研究も決まり、バプテスマ、バプテスマと追い立てられて
います。言葉の問題もあり、言いたいこともなかなか言えずなすがままになってしまって
います。

 親元を離れたら、徐々に距離を作っていこうと思っていましたが逆にじりじりと距離を
狭められているわけです。かといって決別して両親との関係を悪くさせるのは心苦しくて
なりません。両親はいろいろな経験(世の宗教を見てきていると言う点で)の上でJWを選
んだわけで、彼らにはそれだけが真理であり、僕がそれを否定する事はかなりの衝撃にな
るのは目に見えています。ましてや、その事において信頼されてなければ海外になど出し
てはくれなかったでしょう。

 しかし、僕の人生であり、信仰の無いものにとっては非常に苦痛な重い頚木でしかあり
ません。宗教とはそれらを解き放つの為のものなのではないでしょうか?…何度も祈りま
した、自分を偽って生きるのは疲れましたと。でも、どうにもなりません。どうしたらい
いでしょうか?

つたない文章で申し訳ございません。それでは。

《編集者より》
どちらの海外かわかりませんが、例えば私のいるアメリカでは、ほとんどの家は自動車しか交通手段がありませんから、毎回お迎えの車が来れば、なかなか断ることができない状況になることは理解できます。もし他に交通手段があるのであれば、まず「お迎え」を断ることから始めて、宗教活動の参加を自分でコントロールできるようにすることです。もしあなたが運転せず、あなたの住む所に他に交通手段がないとすると、難しいかも知れません。しかし、それでも「いつも迎えに来てもらって悪いから」とでも言って、自分でコントロールが可能な交通手段をまず確立して、他のエホバの証人があなたの宗教活動をコントロールしている状況から脱却する必要があります。もし言葉の問題があるのであれば、日本語会衆か日本語の群れにでも移ってもいいですが、ますます「お迎え」がつきまとう可能性があります。とにかく自分で行きたい時に参加し、行きたくない時は簡単に病気でも理由にして休める状況を先ず作り上げることが第一ではないでしょうか。その上で、様々な理由で徐々に不活発化することです。あなたがご自分で書かれているように、あなたは実際「疲れている」のですから、少し休みたいという理由も十分に通用するはずです。言葉の壁も、うまく使えばそれが不活発化できるよい理由にもなります。でも、今のように他のエホバの証人があなたの活動をコントロールしている状態を続けるなら、きっと事態は悪化するだけだと思います。また、その後の進展を教えて下さい。


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