「目からうろこ」

(9-3-03)

目からうろことは、こういうことを言うのではないだろうか。
このページにより、私はまさに霊的開眼を経験した。
特に、物事をありのままに考える長老氏の見解には、強い衝撃をうけたのと同時に今
後の自分と組織とのかかわり方を考える上で、貴重な資料となった。感謝していま
す。

聖書研究、という言葉とは違った印象を抱いた私は率直に司会者に言ってみた。
「研究とは、エホバの証人の教理を勉強することだったんですね」と。・・・  当
時社会人1年生 22歳。
結婚、引越しがきまり、引き続きの研究の勧めを「もう、エホバの証人の考えは良く
わかりましたので、終わりにします。」と断り、しばらくエホバの証人とは離れてい
た。・・・・  長女生まれる。 夫単身赴任

社宅の閉鎖的な人間関係や、子育てで社会参加できない欲求不満を感じながら暮らし
ていたあるとき、訪問してきたエホバの証人に思わず「以前勉強していました」と
言ってしまった。
それからは、ご存知の通り再訪問の嵐にのみこまれ、ついに研究再開。 ・・・ 夫
も研究始める。

相変わらず聖書を学んでいる実感なく、誘われるまま集会、大会へと出席しはじめ、
勧められるまま注解をするようになる。
昔から国語は得意だったので、注解することはどうということもなかった。こんなこ
とで進歩的な研究生といわれるのが不思議だった。
昔の友達とは次第に疎遠となり、長女も幼稚園に入れなかったため盛んに家に証人達
を招いた。
注解の活発さと、人を良くもてなすことで、「どこから見ても姉妹ね」、「いつでも
バプテスマを受けられるわね」と最高級の賛辞と圧力を受ける。
みなさんの期待に答えてと言う感じで伝道に出始め、伝道者となる・・・31歳。長
男生まれ。子供2人。夫研究中

後はバプテスマを受けるだけ。時間はかかったが順調に階段を上っているように見え
たそのときでも、ずっと心に引っかかっていることがあった。

神の存在を知り創造者としても認めている。聖書が神の言葉であることも信じてい
る。しかし・・・
エホバの証人とは何なんだろう。神の唯一の組織なんだろうか。
自分が学んできたことは本当に聖書の教えなのだろうか。エホバの証人の教理なので
は、そして・・・
組織に確信をもてない自分には、本当に全てを信じ、信仰があると言えるのだろうか
と。

いくら考えても、集会に出ても、長老に聞いても釈然としない状態のまま、見切り発
車的にバプテスマを受ける
                                      
       32歳。研究暦10年

今43歳、バプテスマをうけて11年目。現役のエホバの証人(この表現はここで
知った)。
夫研究生。最近神権宣教学校にはいる。長女は昨年バプテスマを受ける。長男も定期
的な伝道者。自宅は書籍研究の会場。
集会は定期的。注解も活発だが、国語的。信仰の表明や経験的な注解は苦手。最近は
その手の注解は意識的にしない、というより出来ない。
人は良くもてなす。がエホバの証人と話をしていて、楽しいと思ったことはないし気
が会う人はいない。表面的な付き合い。本当の気持は、職場の親友に話す。
奉仕時間は少ないが、非公式の証言で友人がよく研究生となる。が、研究も集会も無
理強いせず本人の自主性に任せるため、いつのまにか自然消滅となってしまいバプテ
スマに至った人はいない。どこか、ほっとしている。(厳密には研究生の頃証言し
た、社宅の隣の人がバプテスマを受けた)

人から見れば普通にみえる平凡な姉妹だと思うが、集会に行ったり出版物を読むとい
まだこう思う。
これって、エホバの証人の教理を学んでいるんじゃないのと。
研究生時代から通算20年余り経過してこうなのだ。最初に抱いた印象と少しも変
わっていないことに我ながら唖然とする。いつまでも組織と距離感を感じていること
に、信仰が足りないとずっと自責の念を持っていたが、このページを見てびっくり。
問題は組織にあったの?と。
まさに目からうろこ。物事をありのままに考える長老兄弟に今後も相談したことがあ
るので、よろしくお願いします。

《編集者より》
生涯にわたるエホバの証人としての体験を書いていただき、ありがとうございました。このサイトは、あなたのように「何かおかしい」と思いながらも情報が不足しているためにこの宗教の本質に気が付かれない方にとって、目をさましていただくきっかけを与えることができると思います。あなたの「目からうろこ」という感覚は、まさにそのような体験を端的に表現していると思います。あなたの結論である「研究とは、エホバの証人の教理を勉強することだったんですね」は、組織の外からエホバの証人の活動を見ている人々にとっては自明のことですが、それが内部にいる人には見えないということが、組織のマインドコントロールが見事に働いている端的な証拠です。あなたのように組織の実態に気が付くか、いくら醜悪な実態を見てもしっかりとエホバの証人の活動を続ける人々との違いは、「組織の教えイコールエホバと聖書の教え」を信じ続けるかどうかによると思います。あなたのように、組織とエホバとを離して見ることができれば、後はどれだけ素直に事態を観察して勇気をもって事実を見るかによって、遅かれ早かれ心は組織から離れるのではないでしょうか。