元2世の葛藤

(8-10-03)

 チビと申します。 
 自分が産まれて間もなく、母が入信してずっと2世として
育てられてきました。
 もう組織を離れて10年くらいたちますが、いまだに心の葛藤が
続いています。

 JWがらみのHPをみていてここにたどりつきました。

 母にインターネットの話をしたけど、「それは悪だ」
「私に何を言ってもムダ。私は組織ではなくエホバを信じているのだから」とけんも
ほろろの態度でした。「まだ葛藤しているの」
というと、「それは(組織に)戻らないと解決しない。悔い改めなさい」

 この何十年のあいだ、家族らしい家族であったためしがなく、
父がどれだけ苦労したことか!!私がどれだけ寂しい思いをし、耐えて来たことか!!

 ただ、「神」という存在が人間の産物だとはどうしてもおもえない自分がいます。
ハルマゲドンに怯え、死を恐れる自分がいます。
 仏教なんかに反発する自分がいます。大体先祖の墓にお経を唱えてもらうだけで
どうしてお金が要るのか??

 支離滅裂ですみません。また改めて投稿します。いつになるかわからないけど。
 
 今8ヶ月の息子がいます。この子は子供らしくのびのびと育てようと
思っています。私のように無気力にならないように、人間関係でつまづかないように。

《編集者より》
「組織でなくエホバについている」あるいは「組織でなく聖書についている」、だから組織がいかにひどくてもエホバの証人をやめないというという論理は、実際は組織に固くついているエホバの証人がよく使う言葉です。これは組織の矛盾を目の当たりにしながら、自分がその組織から出る勇気のないエホバの証人が、自分の葛藤を和らげて自分が組織に依存している事実を正当化させるための、一種の自己暗示です。お母様が「組織に戻らないと葛藤が解決しない」と言うのは、まさに不安と葛藤の解消をさせることが組織についている本当の理由であることを示していると思います。

あなた自身の「葛藤」についてですが、神の存在、死の恐怖、に関しては、先ず、これはあなた個人の問題ではなく、全ての人が同じ様に直面する不安であり葛藤です。ある人はその恐怖に耐えられずに、麻薬のような宗教に入って一時的な不安の解消を得ます。お母様が言う「組織に戻らないと葛藤が解決しない」というのはそのような解消法です。ある人は他のことに自分の気持ちを集中させ、それによってこの不安を忘れさせます。また別の人はその不安と正面から向き合って自分でその不安を克服しています。ここで覚えておいて頂きたい大事なことは、全ての人間が人生の中で一度は例外なくこのような不安に襲われることです。あなたが例外でもなければ、あなたの小さな息子さんも例外ではありません。しかしエホバの証人以外の多くの人々は、「地上の楽園」のおとぎ話による「絵に描いた餅」で不安を解消させるのでなく、別の方法でこの不安を解決させ、エホバの証人よりも遥かに心も体も健全な生活を送っています。この事実は「組織に戻らないと葛藤が解決しない」という脅し文句が、いかに単なる脅しに過ぎないかを物語っています。元2世のあなたとしては、この「心理的罠」から抜け出ることは困難があると思いますが、これが「罠」であることを先ず自覚して下さい。

あなたはお子さんの年齢からして、まだ人生の前半も終わっていない方とお見受けします。早急に答えを出そうと焦らないで、何年も時間をかけてこの問題に少しずつ取り組むことをお勧めします。エホバの証人になる多くの人々は、安易に簡単な答えを求めて「地上の楽園」に惹かれてしまいます。そのような不安と葛藤から目をそむけるのではなく、むしろ正面から向き合って冷静に対処してみて下さい。様々なエホバの証人以外の人々の生き方(そして死に方)を見て下さい。その人たちもあなたと同じ不安と葛藤と直面しながら、自分で解決を見出した人たちなのです。(もちろんそれが出来ずにカルトに入ったり、アルコールや薬物中毒に陥ったり、犯罪や自殺に至った人が沢山いることも事実ですが。)とにかく多くの「仲間」がいることを自覚することだけでも、不安の解消に役にたつでしょう。またいつか、あなたの気持ちを詳しくお伝え下さい。