学校教育とインターネット

(8-5-03)


市教育委員会からの要請を受け、公立小学校、盲、ろう学校等で
パソコン教育の補助している、市補助要員です。
 まだ、この仕事は新米ですが、小学校教育とパソコン(インターネット含む)
について、私なりの考えを述べさせて頂きたいと思います。

市区町村によって異なりますが、今の日本では、小学校1年生から
パソコンの授業があり、インターネットを使って、調べ学習をするのが、
授業の方針のひとつです。

学校教育で使うソフトは、ワード・エクセルより、一太郎・一太郎スマイルです。
1年生は一太郎スマイルを使って、お絵かき、描いた絵をハガキに貼り付け、
それを印刷すると言った事が主となりますが、
3年生くらいになると、インターネットを使って自分でページを検索し、
必要な情報を集め、印刷して、それを授業で発表する所まで求められます。
勿論、1年生だって、インターネットの授業はあるのです。

家にパソコンがあり、以前から、インターネットに触れていた児童はいいのですが、
親の方針や、経済的事情等で、パソコンがなく、インターネットに触れた事の無い児童は、
もうつきっきりで個人授業をしなければならず、正直言って、
こんな仕事やってらんない!と思う事しばしです。

インターネットを子供に悪影響のあるものと片付けてしまう協会の方針では、
子供は、パソコン授業も見学になるのですか?
もし、協会が言うように、インターネットが悪影響のあるものなら、
当然、パソコン授業は、見学になるはずです。

インターネットを使った調べ学習は多岐にわたります。
体育の時間の柔道だけ見学という、短期間のものではありません。
(例え、短期間であっても、子供には物凄い圧力です)

協会はどうするつもりなのでしょうか?

30年以上も前、小学校の家庭科にミシンの授業があり、
慌ててミシンを買った親がいると聞いた事があります。
パソコンも、やがて、そうなるのでしょうね。

尚、学校教育で使うインターネットは、いわゆるイントラネットであって、
市教育委員会の許可したサイトしか、開く事が出来ない設定になっています。
(それでも、チェックもれはあるのですが。)

家庭でイントラネット設定ができるのかどうかは、新米の私にはわかりませんが、
要するに、危ないから使うな!というよりも、
危なくない使い方、正しい使い方はどう言う物なのかを
きちんと教える方が妥当だと思います。

協会は此の点(正しい使い方)の具体的な説明をしているのでしょうか?
とても、疑問を感じています。

変な投稿ですみませんでした。

《編集者より》
世界的に公共機関、教育研究機関がみなインターネットに依存するようになると、協会もインターネットが危険だという単純な警告だけでは実情に対処できなくなってきています。ここでも、ものみの塔協会の、物事を一つの面からだけ見て価値を決め付け、別の見方をさせない硬直思考の弊害が見事に出ていると思います。日本の学校のイントラネットがどのような構造になっているのか知りませんが、もし外部のインターネットへのアクセスが出来なければ、実際に検索して情報を集める練習はできないのではないでしょうか。私が想像するにはインターネットは使わせるが、多分危険なサイトにアクセスできないようにするファイアーウォールが設定されているのではないかと思います。(少なくともアメリカの学校ではそうしているようです。)ファイアーウォールでは、ポルノや暴力などを締め出すことができますが、ものみの塔に反対する意見のサイトを一般的に締め出すことはできません。(特定のURLを決めてそれにアクセスさせないことはできますが。)従って、ものみの塔としてはファイアーウォールの安全性は取り上げず、ひたすらインターネットは全て危険だという、一方的な見方を押し付けているのだと思います。


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