「心の整理のための『カタルシス』です」

(7-10-03)


 初めてこのウェブに出会ったのは、今年の6月5日でした。その日の内に「国連NGO
の件」と「レイモンド・フランズ軌跡とその信仰」を読みました。この二つの記事は
私が十数年間確信してきた物を、めちゃくちゃに壊してくれました。組織と統治体へ
の不信感で、「時に応じた霊的食物」に信頼も感謝もできなくなり、組織から与えら
れる出版物や王国宣教を用いた集会が、無価値で意味のない事に思え、こんな無責任
な教えを「世の人」に伝道する事にも自責の念にかられ、その日を境に集会も奉仕も
STOPした『急で不自然な消滅』状態になりました。 

 ここに投稿しながら「覚めた目」を持ちつつ組織に留まっている兄弟姉妹たちが、
羨ましくもありました。私にはそのような冷静さがありません。行くか休むか、二つ
に一つです。組織に交わりながら警鐘を鳴らしたり、徐々に集会を休んで自然消滅し
て行くのが、私の理想でもあるのにそれが出来ません。「義に勝ち過ぎる」のでしょ
うか?それとも中間のない二者択一はマインドコントロールの影響でしょうか?

 実際、通院中で嘘ではないけれど「体調不良」を理由にしているので、姉妹たちが
入れ替わり気遣いを示してくれます。情にほだされて集会に戻ってしまわないだろう
か。真実を知ってしまったのに、集会でポーカーフェイスは出来ない。曖昧な状態を
悟られてしまわないだろうか。大好きな姉妹に優しく声を掛けられたら、泣き出して
取り乱し、全部しゃべってしまわないだろうか。自分に自信がない。姉妹達の愛情や
同情は私の心を揺さぶり、ますます不安定にして行くのです。有難いけど、それ以上
に何倍も心苦しい。「もう、情けをかけないで!もう、構わないで!」って、叫びた
くなるのです。

 ついこの前、このHPにメールを作成して、送信ボタンをクリックし終えた瞬間、携
帯が鳴りました。「一人一人を牧羊します。姉妹のご都合の良い日はいつですか?」
群れの監督からでした。即答ができませんでした。携帯を切ってから、(これって、
エホバなの?反対者と連絡なんかしてないで、組織に戻っておいで。ってエホバが
言ってるの?)ううん、違う。(サタンが光の使いのように装って、群れの監督を用
いて組織に連れ戻そうとしてるんだ。)どっちにも採れる。頭の中は大混乱。(何に
も知らなきゃ良かった。こんなに苦しむくらいなら、聖書も、エホバも、イエスも、
組織の欺瞞も、何にも知らなきゃ良かった。何にも何にも知らない十数年前に戻りた
いよ。)って、子供みたいにワーワー泣きました。泣き止んでから、エホバかサタン
か、二者択一しか出来ないのは、強いマインドコントロールに縛られているのか
な。。。って、しばらく呆然としていました。虚脱感やら虚無感やら、いろんなマイ
ナス感情が入り混じって、フラフラで、廃人同様。昼ごはんも食べず、趣味に心を向
ける元気も心のゆとりも今はなく。それでも主人にだけは心配かけまいと、「お帰り
なさーい♪」って精一杯の笑顔で迎えてる。そんな毎日。いつまで続くんだろう。苦
しいよ。

 「カタルシス」の効果はあり、かな?少し落ち着いたよ。読んでくれてありがと
う。

《編集者より》
あなたがこのサイトを見てどのような感情を持ったにせよ、私は先ず時間をかけて心の整理をすることをお勧めしています。反感にせよ共感にせよ、いずれも直感で反射的に行動することはお勧めしません。あなたも書かれましたが、心の中は大きな竜巻が起こったようで、先も見えなければ足元もふらふらします。このような時に衝動的に行動を起こすことは危険です。「病気」を理由にして活動を中止するのは、必ずしも嘘ではありません。あなたの心は大揺れに揺れて、健康な心の状態を保てない可能性があります。病気を理由として堂々と活動を休み、しばらく心の休養をとることをお勧めします。「カタルシス」は確かに効果があります。人前では話せないことを、このようなインターネットの場を活用して吐露し、カタルシスをはかる事は非常に有効であると思います。このサイトはまさに、あなたのような方のためにあるのです。


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