エホバの証人についての質問−名前の由来、入会、伝道について

(7-10-03)


初めまして。

前々から妻が聖書に興味があり,最近エホバの証人の集会に参加しています。

そこで少し教えてください。

・「エホバの証人」この言葉は聖書に出てくるのでしょうか?

 それとも100数十年まえにラッセルが作り出した言葉なのか?

・エホバの証人には入会するのですか?

 どのような事をすると入会とみなされますか?

 よく排斥となったとききますのでエホバの証人となるために何か手続き・儀式があ
るのかと思いまして。

・伝道活動についてですが聖書でしなさいとか書いているんですか?

 それともものみの塔の教義で決められているのですか?

教えてください。

《編集者より》
エホバの証人に関する基本的な質問であり、奥さんか、奥さんを指導しているエホバの証人の方が「公式」の答えを与えてくれると思います。ここでは「非公式」な答えをしてみます。「エホバの証人」という言葉は聖書には出てきません。この名前を考案したのはラッセルではなく、二代目会長のラザフォードであり、ラッセルの死後、後継の派閥争いから、ラッセルの一部の後継者たちが使っていたそれまでの「聖書研究者」という名前と区別するために作った言葉です。その後、ラザフォードがラッセル派を排除して正当な後継者と称し、「エホバの証人」がこの宗教の正式名称となりました。もちろん聖書の中にその言葉の由来のヒントがあります。

入会についてですが、バプテスマを受けることがエホバの証人として献身すること、つまり一般の人の用語で言えば「入会」と見なされます。しかし、バプテスマを受ける前でも伝道者になれば、準会員のような扱いはされます。

伝道活動の聖書的根拠ですが、エホバの証人はよくマタイの28章19-20節を引用します。しかし、ものみの塔協会が指示している伝道方法は、聖書にそうしなさいと書いてあるわけではありません。当時こうしていたようだから、現在も同じ様にすべきである、というものみの塔の決定で行なわれているに過ぎません。時代と場所の違いを無視して、当時「家から家へ」行ったから、今も「家から家へ」行けという協会の指示は、聖書を表層的に理解して、うわべの言葉だけを遵守する、ものみの塔の聖書理解の真髄を表すものです。


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