「はじめまして…よくあることかもしれませんが」−エホバの証人との恋愛

(6-25-03)

はじめまして。貴サイトを興味深く読ませていただきました。
感情的ともとれる反対派サイトが多い中、資料に基づいて冷静に
批判されている姿勢に、とても好感が持てました。

よくある恋愛の話ですが、聞いてください。
私には1年以上付き合っている彼がいます。(いました?)

その間、3回もの別れ話が出て、理由がいずれも不可解だったので、
そのたびに理由を詳しく聞きました。3回目にして初めて、自分が
エホバの証人であることを告白してきました。
宗教と私の間で、見せる顔が違っていてとてもつらかったそうです。
1年以上、黙っていたことになります。
彼の母親がエホバに入り、6歳のころから教育を受け、パブテスマを
14歳で受けたとのこと。妹2人もエホバの証人です。
異常に仲がよく、平日でもどんなに忙しくても会社を定時で出て、
日曜日は夜しか会うことができませんでした。

それを聞いたとき、はっきりとエホバの証人について知らなかったので、
単に「同じ宗教に入ればいい」と思ったのですが、まずそういう邪な
気持ちから宗教に入るのは間違っているとすぐ気づきました。
でも、エホバについて調べたはじめたとき、実に気味の悪い宗教だと
感じました。彼にも「エホバの神は信じられても、ものみの塔という
教団を信じられないし、従うことはできない」とハッキリ告げました。
それでも、しばらくは宗教の話をしました。いつもケンカ腰で、いつもの
彼とはちがう、一種異様な雰囲気があり吐き気を催すほどでした。
「できれば、同じ神を愛して信じて欲しいと思っている」と言われましたが、
何度も矛盾点を話し合ううち、「もう宗教の話はしたくない」と言い、
それ以後、まともに宗教のことは話していません。

お互いにそろそろ結婚を…と考えだした直後のことだったので、おそらく
結婚という言葉に恐れたのかもしれません。
「家族との新しい関係を想像できない」「辞めたら10数年培ってきた
人間関係がなくなる」「辞めた後になにかを信じなくてはならないが、
自分は何も信じられないと思う」というようなことを聞きました。

そんな彼とは、乞われて、性交渉を持ちました。エホバであると告白した後も
続けています。誕生日も祝いました。お酒を飲んで泥酔することもあります。
宣教活動しているときも、「やりたくない」という気持ちを持っていると
語ってくれたこともありました。
どういうつもりか聞いたのですが、排斥されても、戻る意思があれば戻れる。
と言っています。そんな彼の態度に、所属する会衆や母親に、彼が今までして
きたことを手紙にしたためて密告しようかとも思いました。教団を辞めて
ほしいと訴えたこともありました。無駄だとわかっていても。
でも、彼を傷つけることはしたくないし、そんな考えが頭をよぎっても
実際は実行できません。
とにかく、宗教的理由で一緒にいられないから別れたいの一点張りで
私には理解できない状況です。

宗教の壁は超えられないのでしょうか…。彼の教団に対する頑なな態度は
崩すことができないのでしょうか。
彼が苦しまないように、私が身を引くのが一番の対処方法なんでしょうか…。
一緒にいたいと思う気持ちは間違っているのでしょうか。
なんだか、私までものみの塔の被害者になったような気持ちでいっぱいです。

《編集者より》
よくある質問のページにも書きましたが、あなたが彼との結婚の前に、エホバの証人のことを調べてその実態を知ることは、非常に重要なことで、あなたはやるべきことをやっていると思います。これもそのページに書いたことですが、あなたの彼は明らかにエホバの証人としての「弱さ」を持っています。彼はエホバの証人二世として、その家庭と、育った環境(会衆)からの強い圧力で証人を続けているのでしょう。未信者のあなたとそこまで深い関係に入ること自体、彼が心底から強い信仰を持っているエホバの証人ではないことを示しています。ということは、彼が目ざめてエホバの証人の世界から出られる可能性は十分あるということですが、しかしそのような条件がそろっても、実際に彼が出られるかどうかは、非常に難しい問題があります。それは彼の家族と環境であり、これが変わらない限り、彼が余程独立心があって自分の頭で考えて決断できる人間でない限り、困難かも知れません。恋愛と結婚の問題は、持久戦で気長に変化を待つということができず、これも困難な要因です。理想的には、あなたが時間をかけて彼を苛立たせないようにしながら、少しずつエホバの証人の矛盾を指摘する情報を与えながら、外の世界や反対意見にも目を向けさせることでしょう。これはしかし、時間がかかることで、あなた自身が待つことができないかも知れません。もう一つの重要な要素は、彼がインターネットを使っているかということです。もし、彼が熱心なエホバの証人の家族に留まっているのなら、その可能性は少ないでしょうが、もしインターネットを使っていれば、情報の閲覧や不活発化した証人や元証人との交流が簡単にでき、「目ざめる」可能性も多くなると思います。