「疲れた愚痴です。聞き流してください」

(4-24-03)

読めない言葉 見えない心

初めに言葉がおり、言葉は神と共におり、言葉は神であった
                     ヨハネ1:1

「K村Bが結婚するんで、群れでお祝いあげたいんですが、何がいいと思いますか?」
―――国語辞典―――小学校高学年向きの
と言う皮肉が頭をかすめてから
「コーヒーカップがいいんじゃない? ペアの…」
ありきたりの答えで無難に流した。
良きにつけ、悪しきにつけ、"出る杭は打たれる"組織で、
どうしておしゃれな提案や、奇抜なアイディアが言えるだろうか。
「コーヒーカップねぇ」
口をへの字に曲げて、カズは侮辱的な視線をこちらに投げた。
何が気に入らないのか、この男には、初めから値踏みされている。
「ま、他の人に訊いてみますよ。」
「はあ、どうも、お役に立ちませんで。」
大股のわがもの顔な足取りで去っていく男の後ろ姿を見送り、
「ばかばかしい」
と、いまわの際の森鴎外さながらにつぶやいた。

国語辞典が必要なのは、何もk村Bだけではない。カズも、ものみの塔協会も、
そして、私自身も、である。

k村Bがわりあての助言者の時は、必ず"努力"になる。
とS達がぼやくのをしばしば耳にする。
なんでも、重箱の隅をつつくような助言で、スキがないそうである。
でも、朗読の時は、スキだらけ。
何回練習したか知らないが、本番で、何度もつっかえる。
しまいには、とうとう、止まってしまった。
どうした事かと思えば、たんに漢字が読めなかっただけのこと。
しかも、小学生程度の漢字が―――

たまたまそのときだけかと思ったら、彼はその後も
朗読の割り当ての時は決まって、漢字が読めずに中断した。

読めないって解っているなら、前もってルビをふっておけばいいのに。

心の中で悪態をついても始まらない。
そもそも、ルビをふることじたい、あまり、意味がないかもしれない。
誤植だらけの"ものみの塔出版物"
「奥義」を「オクギ」とルビをふりつづけて何十年だろう。
(確かに、パソコンは賢いから、「オクギ」でも、変換出きるし、国語辞典にも、
「オクギ」でも載っている。でも、受験で「オクギ」と書いたら、間違いなくペケだよ)

出版物に"エホバの逆鱗にふれる"などと書きたて、
「逆鱗」の語源や由来、解って使っているのか、エホバは納得しておられるのか。
だって、「キャンプファイヤー」の由来は、納得できないのでしょう?

"偉大な教えてに聴き従う"の本に至っては、幼稚園の子供が投げ出すほどの
でたらめなルビが数十箇所あり、しまいには、子供と二人で、
「間違い捜し」を研究してしまったくらいである。

そのくせ、「遵守」などの難しい漢字には、全くルビがふられていない。
カズは「遵守」を「そんしゅ」とよみ、「建立」を「けんりつ」とよんでいた。

巡回監督のBは、
「最近の若者は、漢字の意味が解らないから、助言している事が伝わらなくて困る」
と、食事招待の席で、大声で皮肉り、嘲笑した。
「小春日和は、いつの季節に使うか、わかるかな」
と、同席した若い姉妹に正面攻撃。
「え?。たしか、真冬じゃあないんですよね。だから、秋?」
「ほうほう、それは、わかるんだねぇ」

バカにした物言い。これじゃ、食事招待もただの拷問。
まさに、私達は、巡回監督に食われるための、「いけにえ」である。

吉田茂 にも、貝にもなれない私は、ただの小心者。(傷心者?)
それとも、ホントのバカなのか。
どんどん、昇進していく巡回監督。ご立派です。

実はかく言う私も、漢字が読めない。
前述の、「遵守」、しっかり、辞書をひきました。
その他、辞書をひいたものは、いくつも、あります。
でも、一番読めないのは

「清い言語」

これ、なんて、読むのですか?
「清い言語」は「真理」のことなんて、研究したけど、
私、もう、読めなくなりました。

ここまで読んで、「垂木の聖句」(マタイ 7:3〜5)を連想されたかた
ご立派なエホ証です。きっと、ものみの塔から、愛されるでしょう。
だって、

「おかみの事に間違いはございますまいから」
                      森鴎外 「最後の一句」より

《編集者より》
国語の能力を問題にしていますが、私自身少し耳が痛い思いがします。日本語以外の言葉(英語)を日常の言葉として長年生活してきましたが、日本語はつくづく難しい言葉であると実感しています。漢字も日常使わないものは直ぐに忘れてしまいます。私も辞書は離せませんが、それでも誤字当て字が多いであろうと思います。(かなりの部分が日本語IMEの変換間違いもよりますが。)国語問題がエホバの証人に特によく見られる問題なのかどうか、私はよくわかりません。