日本の集会の出席率について

(4-17-03)

数年前ごろ、統治体の何とかという兄弟が日本
に見えたとき、日本は集会の出席が減少傾向に
あるという数字を見て、その点に日本支部の注
意を喚起し、集会の出席を重点的に改善するこ
とを促したときがありました。
そして、巡回訪問などでも「週3回の集会はエ
ホバのご命令です」という言葉が久しぶりに復
活しました。
でも、エホバが昔からご命令していたのは、週
1回の安息日に会堂で集まることであって、キリ
ストもそれに従って会堂へ行かれたことや、イ
エスご自身もそれ以上の命令はおっしゃらなか
ったため、週3回の集会が「神のご命令」とい
う聖書的根拠はないことが、このHPの投書など
でも指摘されていました。
それ以来、「週3回の集会出席はエホバのご命
令」という的外れな言葉は聞かれなくなり、弟
子たちの霊的健康と最善を考えて、統治体は週
3回を取り決めているという風に説明されるよ
うになりました。
それでも、以前のように「笛吹けば踊る」人た
ちは少数になり、特に若者たちは、大枠では取
り決めに従うが、細かいところは自分で判断す
るという自主自立姿勢が大勢を占めるようにな
ったため、集会の出席は、以前の盛況な時代か
ら見れば芳しくない数字を示し続けているよう
です。
けれども、この数字からの判断には、ある盲点
があると思います。
結論から先に言うと、今の日本の集会出席情勢
は、やっと世界的レベルになったのではないか。
数字は下がったかもしれないが、それは、以前
の出席率が「異常」な高レベルだったから下が
っているように見えるのであって、世界的観点
から見れば決して悪くはないのではないか、と
思うのです。確かにダントツの優等生ではなく
なったかもしれないが、それでも普通に優秀で
あり、まじめな気質は存続しているように思いま
す。
統治体の何とか兄弟は、「数字」だけを見て短
絡的に判断し、助言を残して去ったわけですが、
もともとの基準が日本は全然違うことを、日本
支部は考慮して受け止めるべきだったと感じま
す。
ただでさえ「数字」が物言うエホバの証人社会
の中で、支部にいると事務が多いため、ますま
すく「数字」コンプレックス感覚になってしま
うのかもしれないが、もっと深く考察して会衆
に「お達し」を出すべきだと思いました。
人種の違いは肌の色、髪の色だけではなく、長
い長い歴史や文化の違いから、物事に当たる姿
勢にも大きな違いがあることは周知の事実です。
日本の基準から言えば、外国人は働かない、ズ
ボラ、うそつき、いい加減、信用できないとい
うことになることでも、その国の基準では、そ
れが当たり前であり、基準以下ではないのです。
そして、外国人から見れば、日本人こそ、くそ
まじめ、窮屈、細かい、融通がきかない、変に
知恵があって油断ならないということになるで
しょう。
今、確かに以前より集会の出席率は下がってい
るかもしれませんが、それは今の日本経済事情
や社会的ストレスの増加、また信者の高齢化な
どで、疲労しやすいことをかんがみ、やいのや
いのと突っつき回さない方がいいと思います。
突っつき回すとますます、この組織は変だ、イ
エスが言われた愛を感じない、パリサイ的等々
の確信を信者に持たせ、減少につながっていく
と思います。
長老たちは半年くらいアメリカ研修をして、世
界的実態を把握したらいいのではないでしょう
か。日本の会衆はいいよとか、アメリカの○○
会衆は「珍しく」まじめな会衆だった、とか、
そういう言葉がよく聞かれます。日本の良さを
見直すには外から日本を見ることだという一般
的定説が、エホバの証人にも当てはまるのでは
ないでしょうか。

支部委員たちは、こんなこととっくに知ってい
るはずなんだけれども、数字に弱いの何でだろ
う、何でだろう、何でだ何でだろう・・・。

《編集者より》
確かに日本のエホバの証人問題には、エホバの証人全体としての問題の他に、日本人の特殊な性格から来る問題が重なって、複雑になっていると思います。確かにアメリカに来る日本人のエホバの証人は、アメリカのエホバの証人の生活態度や宗教活動に大きな違いがあることに驚きます。もちろんアメリカでも規律に凝り固まった、パリサイ人顔負けのエホバの証人はいますが、適当に世渡りして、「世の人」と調子を合わせて生活をしている人も沢山います。集会の出席率、奉仕の時間や開拓奉仕の割合なども、日本に比べると遥かに低いようですが、それでも余り気にしていません。ただそれが、エホバの証人の価値基準からしていいことなのかどうかわかりません。アメリカでは、余りにエホバの証人が多く、しかも歴史が長いために、エホバの証人になるべき人は既になっていて、野外奉仕で新しい信者を獲得するのは非常に困難です。移民などの特殊な人々に伝道に行かない限り、慢性的な無力感がアメリカ全体のエホバの証人に広がっています。アメリカのエホバの証人は何となくうやむやな雰囲気で生活しており、熱心に伝道しているのは外国移民を対象にした会衆だけだと思います。私の観点からすれば、アメリカのエホバの証人の現況はますます脱退者を増やす理想的な状態になっており、日本もそうなることを願っていますが、エホバの証人の指導者の側から見れば、日本の方がまだ望みがあるのではないでしょうか。