「彼女がエホバの証人です」

(3-17-03)

初めまして。
エホバの証人についての貴重な情報、いつも興味深く拝見させて頂いてます。
僕は北海道在住の学生です。
今付き合っている彼女がエホバの証人だと本人の告白で知り、今年になって間もなくエ
ホバの証人についての情報を集め始めました。

最初は、エホバの証人といわれても一体どのようなな宗教なのか全く知らず、別に気に
もとめずにいたのですが、去年の末に偶然祖父の書斎でエホバの証人について書かれた
書籍を見つけ、思わずページをめくってしまいました。(一般に出されている物です)
それをきっかけに、インターネットでも調べ始め、その中で貴サイトに辿り着きまし
た。
今も一般に出版されている書籍と、インターネットの情報を照らし合わせて調べている
のですが、その度に気が疲れてしまいます。
当初の目的は、特に肯定も否定もなく純粋にどんな宗教なのかを知るというだけでした
が、調べれば調べるほどに心の中の憤りを隠せなくなっていきました。

言いたいことを全て挙げればきりがなくなってしまいますが、特に僕が理解することが
できないものが、ものみの塔協会の組織自体への忠誠を絶対的なものとするところで
す。
貴サイトでも取り上げられているトム・キャビーン氏の『神は一つの組織を使って業を
行うのでしょうか?』にもいくつかの共感を覚えます。組織の意向とはいえ、それは所
詮その中核、又は個人からくるものでしかなく、数多くのエホバの証人の方はそれに
よって振りまわされているだけなのでしょう。「私たちは神に対する責任を他人に移す
ことはできませんし、組織がそのような責任をとることもできない」という部分には強
くひかれました。まさに僕も考えていたことです。
バプテスマに関しても、その際に受ける質問の内容は信仰の告白よりも組織への加入と
いう色彩が強められたとのことです。ものみの塔は、人々の神へ対する信仰と忠誠心を
横取りしたように思えてなりません。

そして、その閉鎖的な体勢も、信者に正しい組織の実情と情報を与えることの無いよう
に、頑としています。外部の者だから知り得ないことはあります。ですが、中にいるが
為に知り得ないことがあるとはどういうことでしょう。排斥、脱退した者に対する対応
も非人道的ではないでしょうか。大変遺憾です。

エホバの証人の信者個人に恨みはありませんし、エホバ神もいるのかもしれません
が、怒りの矛先はそこではありません。許せないのは神の名を使い、人々を手の内で踊
らせている「ものみの塔」です。
エホバ神がもしもいるとすれば、神の名を汚されて、本当に気の毒です。
神の信仰に、組織というものは本当に必要でしょうか。

彼女を見ていると、本当に気の毒でなりません。
以前何度かやめようと思ったことはあったようですが、やはり様々な圧力があり、そう
簡単にはできず、板挟みの中で、そして条件付の限られた僅かな幸せの中で生きていま
す。
僕はそれが幸せとは思えません。彼女も彼女なりに必至に悩み、自分と組織の狭間で苦
しんでいます。
後輩にも一人同じエホバの証人がいることを知らされましたが、二人ともとても大切な
存在です。本当なら何とかして救いたいのですが、無力な自分に不甲斐無さを感じて
います…………。
それと、信者の方々のコミュニケーションには素晴らしいものがありますが、このよう
な型の中にはまっていることがとても残念です。

それでは、多忙の中とは思いますが、どうかこれからもお変わりなく頑張ってくださ
い。

                                 15歳  学生

《編集者より》
15歳の学生さんの洞察とは思えない考えの深さに感心しました。北海道は特にエホバの証人の活動が盛んであると聞いています。これからも身の回りでエホバの証人と関係することも多いと思います。今すぐにあなたに何かが出来るとは思いませんが、時間をかけて宗教とマインド・コントロールの問題を研究してみることは、学生の勉強としても役に立つかもしれません。