「相談したいことがございます」−彼女が研究生

(3-6-03)

初めまして。私は「彼女?(19歳)」が研究者の25歳です。

フードサービス業で仕事をしておりまして、
彼女は赴任先の店舗にアルバイトとして入ってきました。

入ってきた当初は同じくアルバイトの男子学生(19)と付き合い初めたのですが、
半年ほどが過ぎ、彼女はその男に玩具にされて、捨てられてしまいました。
捨てられた彼女は酷く落ち込んでおり、
見るに見られない状況であったので、別れてすぐではありましたが、
思い切って告白をしてみました。もともと好意を寄せておりましたし、
「恋人」の方が、「救い易い」と思った為です。

告白当日、今思えば、「教え」に忠実だったのか、
「付き合ってください」と言ってもなかなか返事すらしてくれませんでした。
仕方なく、「OKだったら、手、握って。ダメだったら、後ろ向いて」
とお願いすると、何度目かに手を握ってくれました。
このことも、今思えば宗旨に反してますよね・・・。

それから普通のお付き合い(と僕は思っていました)が始まりました。
親の統治が厳しく、「付き合っていることは内緒」と言う事をお願いされていた私で
したが、
まさか、別の意味があるとは思いませんでした。
「バイトに行く」と言って出てくる(しかなかった)為、
遊べる時間はせいぜい11-18が限度。それでも十分に楽しかったです。
やはり、付き合っていた方が救い易く、
彼女の表情も段々と元に戻ってきた気がしていました。

付き合って2週間頃にした初キスで、いきなり舌べろを入れられた事に驚き、
1ヶ月位して、上半身裸になってくれた時も、驚きましたが。
付き合う前の雰囲気からは想像もつかないくらいな行為だったので・・・。
しかも、今思えば、JW的に触法行為極まりなく・・・。

そして年が暮れる頃、初詣やXmasの話をすると、
「ウチではそういう事はやらない」と言う彼女。
その前後から微妙に態度がおかしくなる事が有る事に気付いていた私は、
その言葉に対しても不思議に思いつつも、
「そういう家があってもいいかな?」くらいにしか、思いませんでした。

年が明けて2003年。彼女は急にガードが固くなりました。
キスも拒絶し、体のどの部分にも触らせてもらえなくなり、
もちろん手も繋げず、デートの日取りも段々とはぐらかされていきました。

私は普通に、「冷めたのかな?」と思い、彼女に聞いてみると、
「違うけど・・・。」と言葉を詰まらす。
裏切りとか、うそとかが大嫌いな私は、
「嘘つかなくてもいいから、本当の事を言って。冷めたなら、冷めたでいいから。」
と言う言葉を連発して、彼女の気持ちを質しました。
しかし、「違うけど・・・。ごめん。」と言う返事しか帰ってきませんでした。

そんな日々が続いたある日、「私、隠している事がある。これを受け入れてくれない
と、別れないといけない。受け入れてくれたら、結婚・・・・。」
と言う彼女。その少し前から、「結婚」と言う事を、少しずつ話題にしていた私たち
(気を質すばかりじゃ可哀想なので)でしたが、
彼女は「隠し事がある」とだけ言って、
その内容には、再び口を閉ざしてしまいました。

それから暫くして、色々詮索した結果、「エホバの証人?」と聞いてみました。
すると首を縦に振る彼女。
御多分に漏れず、「輸血×」くらいしか知らなかった私は、早速インターネットを
使って、調べまくりました。
彼女が、「ネットは良く無い情報が・・・。」と言う割りに、直接教えてくれようと
しなかったので。
そうでもしないと、どこから情報を入れて良いのか判らなかったし、
どこまで「受け入れ」ないといけないかすら、判らなかったので。

彼女を受け入れたい一心で、彼女に対して私は、
「聖書を勉強したいから。」
と、得たばかりの情報を駆使して安心させました。実際、自分も勉強するつもりでした。
なぜなら、その時私がおじゃましたHPはみな、「擁護派」で、(敢えてそうしたわけですが)
JWについて、何の恐怖感も無かった為です。

時を同じくして、私たちの交際が、彼女の親にバレました。
と言うより、公に明るみに出ました。
彼女の親は前々から薄々気付いていたらしいです。

そして一気に結婚とJWの話が急浮上。
その時やっと、「異教徒との結婚を認めていない」事を知った私は、
実の親の元とに飛び、「改宗」の許可を迫りました。
しかし、二つ返事で「ノー」。親の言い分も理解し、
おまけに泣かれてしまったので、
抵抗も程々にし、今度は彼女の親を説得しようと、会いに行きました。

しかし、失敗でした。
「主のものとなるものとのみ(?)」の結婚しか無理。
の一点張り。
どれだけ好条件(改宗しなくても歓待するなど)を提示しても、
「あなたも『洗礼』を受けてくれないと無理。」としか返ってこない返事。

自分の親を裏切れないと思った私は、JWの資料だけを頂戴して、
その場を退きました。
そんな私の態度に彼女は怒り、
「あんな簡単に引き下がるとは・・・。」
と血相を変えました。しかし、JWの資料を貰ってきた事を例に、
今だ改宗の気がある事を告げると、その怒りもだいぶ収まりました。


彼女は、事あるごとに、「親に連絡する時は・・・。」と言う言葉を用いて、入信を迫ります。
前に僕が、「お前の親に連絡して、聖書の勉強の仕方を聞こうかな?」と言ったのを頼りに。
しかし、今ではすでに、改宗の気は全く有りません。

ただ、彼女と「好き/嫌いを別にして」別れたくやしさで、2,3日食事ものどを通らず、
仕事もプライベートも空虚感で一杯でした。

現在もそうなのですが、だいぶ回復し、再度ネット検索で色々調べようとしていた時に、
貴殿のHPに辿り着いたわけです。
そして一昨日、「読者の広場」に書かれている事と、自ら考えた質問を、彼女にぶつけてみました。
・交際って言うのは「条件付」なものなのか?
・世界70億人の中でJW同士じゃなく結婚した人は、みな不幸な生活を送っているのか?
・JWの聖書が「訳」なわけ。(旧約・新約とは違って)
・排斥が「信者によって信者に」されている理由
・ハルマゲドンの日付が変わった理由(1914の目撃者死滅→きたるべき)
・王国会館を建てたのは誰?
・車と地図の話(間違った方向かどうか気付いた時、どうするか?)など。

しかし、その回答は、今現在受けておりません。
質問した後、2,3回メールにて連絡は取り合っておりますが。
「詳しく無いから判らない。どうせなら、直接、もっと詳しい人に聞いてみたら?」
と言う回答は頂きましたが、納得しないふりをして、突き返しました。

また、僕との交際の継続について、
「所詮人が作った宗教だから、抜け道はあるでしょ。それ(「懺悔」)を利用してよ。」と言うと、
「この宗教は、人が作ったものじゃない。もしそうだったら、結婚する為に、抜けている。」
と言う回答が帰ってきました。

上記の諸々の質問をぶつける前に、「結婚しなくてもいいから、抜けて欲しい」と言
うメールを送ってしまったのですが、
「今でも、聖書の勉強をして欲しいと思っている」と言うメールをくれるので、まだ
つながりはあると思います。

親の監視が厳しい中、メールと言う唯一の手段を使って、細々と繋がりを持っている
今現在ではありますが、
以上のような彼女を、どれだけ時間がかかっても、「脱退」させてあげたいと思っています。
ですが、今だJWについて殆ど情報がありません。彼女を救い出す手段も見当たりません・・・。

そこで、大変申し訳ありませんが、貴殿に御助言を賜りたいと思い、メールしました。

いわゆる2世信者で、多分最近になって本格的にJW化を目指し始めたと思われる彼女。
(彼女の親いわく、「あなたが今から勉強を始めたら、彼女を追い越すかも分からない」)
ですから、今のうちに救い出せれば、比較的浅く済むと思われます。

勝手な申し出で失礼かと思いますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

稚拙で、長々としたメールをお読みいただきまして、まことに有難うございました。

《編集者より》
読者の広場のこのカテゴリーを見ると、同じような投書が沢山見られます。それらを参考にして下さい。また、よくある質問(FAQ)にもエホバの証人との恋愛・結婚について書いておきましたのでお読みください。あなたの実際の状況に関してですが、幾つかの事実が彼女の救出に関係してヒントを与えているでしょう。第一に、彼女はエホバの証人二世であり、親の圧力で信者を続けている可能性が高いと思います。19歳にもなって、未だに研究生であるという事実は、彼女が特に熱心で模範的な信者ではない可能性を示します。第二に、FAQや他の投書にも書きましたが、信者でないあなたと交際するという事実も、彼女が熱心な証人でないことの証拠です(模範的なエホバの証人は、信者同士で、しかも付き添いつきのデートしかしません)。その意味で、彼女のようなエホバの証人は転向が比較的簡単かもしれません。第三に、二世のエホバの証人によく見られるように、親の圧力がかなりあるようです。あなたも言うように、彼女が親の圧力に負けて更にエホバの証人に深入りする前に、早いうちに手を打つことが必要かもしれません。第四に、あなたは大変適切な質問を彼女に与えたと思います。もし彼女があなたのことを本当に愛していれば、きっとこれらの質問に答えようと努力するでしょう。未だに答えがないのは、彼女自身が答えを知らずに思い悩んでいる(つまり「良心の危機」が訪れつつある)、あるいは彼女のあなたへの愛はそれ程大きなものではなく、このような「背教者」の質問は単純に拒否している、のどちらかであろうと思います。前者であれば大いに希望は持てますが、後者であれば希望はなく、あなたもそのような彼女には未練がないかもしれません。

その意味では、あなたは今、おおいに良い所まで行っているのではないでしょうか。ここからは焦らずに時間をかけて、連絡を続けることです。今書いたように、もし彼女があなたの愛より組織の教えを大事にしてあなたの質問に全く答えなければ、彼女があなたを本気で愛しているかどうかは疑問であり、あなたは彼女を突き放してもよいでしょう。一方もし、彼女が真剣に答えようとしているのなら、この機会に資料や本を一緒に読んで、議論を深めるのがよいでしょう。そして、彼女が親の圧力の下にあることが明らかな場合は、何らかの状況を作って親から切り離して生活できる環境を彼女に作ることが鍵となるでしょう。たとえば、学校とか仕事とかの理由で彼女だけ引っ越すことになれば、彼女が自分の人生を親の圧力なしに見直す、理想的な環境が作られるでしょう。