エホバの証人と司法教育についての感想

(2-23-03)

  こんにちは。以前何度か投稿させて頂きました**です。いつも、時間を割いて
 このサイトを運営して下さってありがとうございます。
  今回、司法教育(高等教育)についてのメールを読み感じたことが幾つかありまし
 たので、メールさせて頂きます。
 
  この内容は、本当に納得できるものでした。私自身、高校卒業後、開拓者を
 目指すという名目で(実際は余り気がのらなかったのですが)一度、進学を諦め
 たことがありますので、この方とほぼ同世代でしょう。お気持ちは良くわかります。
 
  私は、進学を断念した時、母にこう尋ねたことをハッキリ覚えております。
 「もし私達の年代が、ほとんど大学に行かなかったら、組織はどうやって書籍の
  翻訳をするの?こんな内容の本を翻訳するのは大学の英文科出ていないと
  無理じゃないの?ベテルにはお医者さんもいるそうだけど、大学出なければ
  医者にはなれないでしょ?組織が使っている弁護士は?司法試験も大学でなくちゃ
  受からないんでしょ?」
   もちろん母がこの質問に明確な答えを出せるはずがなかったのですが、私は
  更に、「今まで大学を卒業してる人はベテルに入ることができて、今の時代の
  わたしたちが大学行けないなんて、不公平だし、おかしくない?」と聞きました。
  母の答えは「エホバの組織が必要な教育を与えてくれるんだからいいの!」
  という納得不可能なものでした。
 
   でもこの頃から、今回のメールにあったようなことは密かに始められていたので
  しょうね。ほんとうに背信行為と言えるものではないでしょうか。
        
        また、長老の子供達、あるいは巡回、地域監督の親類縁者、協会上層部と
  親しい人々、王国訓練学校を出ている比較的若い兄弟組織内で優遇
  されている事に関しては、もう何年も前からの周知の事実です。
  これに類する人々は明らかに証人組織内の「勝組」です。 
   私自身、現役の頃ベテル見学に行き感じたことですが、エホバの証人は
  明らかな階級社会です。なんのツテや能力も持たない一般の証人は、(嫌な言い方
  ですが)有力なコネを作るしか、階段を上がる道はないのです。
  そのために努力している証人をしっている方は、これを読んでいる方の中に
  沢山おられるでしょう。また、子供がベテル奉仕に行ったり、ベテル出身者と
  結婚したりすると、その親も地元での発言権がかなり大きくなることも加え
  たいと思います。
  ここにも、組織の矛盾がはっきり現れています。
 
  
 
   私自身は仕事先の正社員が女性でも皆短大卒以上、という事実(今から
  10年以上前です)から、これからはエホバの証人としてでも短大くらいは出てお
  かないと、まとももな職に就けない!という現実を感じ、仕事を辞め、半ば
  母を泣き落としするような感じで短大に進みました。たかだか短大に行くのに
  そんな事までしなければ行けなかったのです。しかも、自分の会衆のある地域
  では進学できず、遠隔地の短大へすすみました。
 
   今、もと交わっていた会衆の若い人は、自由に専門、四大など進んでいます。
  私達が経験したことは一体何なのか。組織の「世の終わり」を煽動する方法の
  一つとして使われただけではないか・・・・。考えるほど怒りが込み上げてきます。
    私も短大卒業後、正規になり、その後健康を害し、正規を降りました。
   今は健康も何とかですが人並みになり、普通に働いています。
   ただ、同年齢の人と比較してキャリアが薄い事、貯金が少ない事、等々
  負い目を感じる事も多く、責任あることを任されるほど、失った時間の大きさ、
  重さを感じて情けない思いをしています。それに対し誰も責任をとってくれない事が
  たまらなく悔しくなるのです。
  
   確かに失ったものは大きく、哀しい事に組織はけっして償ってはくれません。
   でも、最近特に考えるのはただ後悔し続け、組織の犠牲者だと思いつづけて
   いては決して新しいことが出来ないという事実です。(4,5年前のわたしがこの状態でした。)
    この事に気がついてから、意識的に思考を過去に向けないように努めています。
   もちろん時にはJW体験や、母が今もJWであることによって、気持ちが激しく動揺
   してしまうのですが・・・・。
 
   今回のメールを書かれた方は、健康は回復されたのでしょうか。
   もし、よろしいようなら何か新しいことを学ばれてみてはいかがでしょうか。
   最近は社会人大学や専門学校、オープンカレッジなど、学べる場が増えて
   来ていますね。何かに集中したり、一つのことを系統たて学ぶと自信に
   なるし、役立つスキルを身につけることができるのではないでしょうか。
    辛い経験を流していく助けにもなると私自身は実感しました。
 
   なんだかお節介で偉そうなことを書いてしまいすみません。この方の言われていることが、
  余りにも 私が考えてきたことや体験と似ていましたので、長々とメールしてしまいました。

《編集者より》
これは「「大学教育に関するベテルの実態・偽善」−エホバの証人と司法教育」に対する感想です。 高等教育の禁止は、徴兵制のある国での兵役の禁止と同様、かつての若いエホバの証人に一生消えない負い目を残しました。あなたの人生に見られるように、ものみの塔の組織が若い人々に与えた深い傷は二度と取り返しのつかないものです。確かに兵役の代わりの病院勤務を拒否させられて懲役を受けた他の国のエホバの証人の若者に比べればそれでも失われたものは少ないかも知れませんが、若い時代の最も重要な教育をあきらめさせられた、何万人ものエホバの証人の若者に対するものみの塔協会の責任は、何年たっても追及し続ける必要があると思います。