(2-20-03)
「手ずから働き静かに生活する匿名証人」様、 お返事頂いていたのに気づかなくて、すみませんでした。 「こんな私が組織に残るのは無理でしょうか?」と言うご質問には、 何と答えたら良かったのでしょう。 組織から離れたいという思いが強くなった時、私は「割り当て」を 果たすのが、とても苦痛でした。 壇上から(と言っても、座ってですが)、聴衆を霊的に鼓舞するような話 をすると言うのが、後ろめたくて辛くて・・・私にとっては、精神的な拷問に 等しいものでした。 それで、あんなことを書いたのだと思います。 その後、あなたはどのようなご判断を下されたのでしょうか。 去年の三月頃、何回か投稿させていただきましたが、それを今になって 読み直してみてみると、自分の攻撃的で、批判的なもの言いに、我ながら驚い ています。 当時は、自分ではすっかり立ち直ったつもりでいたようですが、不安や怒りなど、 胸のうちに渦巻くさまざまな葛藤で、やりきれない気持ちになっていたらしく、 その苛立ちを、こちらの掲示板にぶつけていた気がします。 こちらのサイトは、三月以来、ずっと覗いていませんでした。 自分の過去を見つめるのが恐かったのか、それとも、世の人となってからの 生活が楽しくて他に目がいかなかったのか、自分でもどちらか定かには 分かりません。 村本様、お久しぶりです。 村本様の相変わらず、穏やかで知的で、公平なご意見を読むにつけ、早くこういった サイトに出会っていたら、私の人生ももっと違ったものになっていただろうにと、 悔やまれます。 断絶して一年半、世の仕事に復帰して、すでに4年半たとうとしています。 感情面で不安定なのは、もともとの私の特質で、必ずしもエホバの証人の後遺症では ないと自分に言い聞かせながら、明日も仕事に励みたいと思います。 フリーダムさん、あなたのご意見、感服しました。 私はあなたとは違った形で、エホバの証人の実態を、世の人々に伝えて行こうと考え ていますが、その語り口や切り口を見習って、冷静に取り組みたいと思います。
《編集者より》
これは昨年8月に投書された(3-25-02)ミミ様へ。「手ずから働き静かに生活する匿名証人より」に対する返事です。この読者の広場は、読者による直接書き込みの掲示板を使っていませんので、スムースな対話は困難かと思いますが、一ヶ月以上の遅れでも何とか対話はできるかもしれません。あなた自身のことと言えば、組織を離れた人々は、まずそのショックから立ち直るのに時間がかかり、その後で徐々に心の整理をつけていくので、しばらく時が経つと自分の精神状態の変化にびっくりするかも知れません。ご自分で組織を離れる前、その直後、そして二年後、四年後、等々、どのように自分の心の状態が変化していったかを回想して書いて頂けると、多くの読者の参考になると思います。できればよろしくお願いします。