「交わりをやめる計画を立てました」さんへ

(2-6-03)

はじめまして。このHPと出会ってから、もうすぐ半年になるものです。
「もっと早く出会えていたら、あんなに苦しまずに済んだかもしれないのに・・・」と
思う今日この頃です。
“あんなに苦しまずに・・”とはエホバの証人をやめてからの自分のことです。私はあ
の組織が偽者だという確信を得て離れたわけではないので、かなり長い時間強い罪悪感
を抱えて生きてきました。
組織についてゆけない者、脱落した人生の敗者と仲間に対して後ろめたい思いでした。
いつどこで昔の仲間にバッタリ出会ってしまうか・・・とエホバの証人のかげに怯えて
いました。
そんな私のモヤモヤウツウツとした気持ちを取り払ってくれたのが、申すまでも無くこ
ちらのHPの正しい情報の数々です。本当にビックリ、唖然の連続で、私は今まで一体
何を悩んできたのだろうかとおかしくなってしまいました。編集者様には私を含めたく
さんの方を救っていただき本当にありがたく思っています。並々の努力ではないことは
重々承知ですが、これからも続けてくだされば助かります。
さて、前置きが長くなりましたが、ある方にどうしても励ましの言葉を送りたいと思い
メールした次第です。それは2003.2.1付けの
「交わりをやめる計画を立てました」さんへです。
彼の投稿を読んでいて8年前の自分のことと重なる部分があり、居ても立ってもいられ
なくなってしまったわけです。
私も組織には18年間属していました。私の場合、2世でしたので
子供の頃から教えられたことは当たり前のように受け入れて生きていました。少しの疑
問はあったもののハルマゲドン・楽園・神の存在など
は信じて疑ったことはありませんでした。一時は正規開拓者まで捉えて周りからは模範
的な姉妹として通っていましたが、ある日突然ドロップアウトしました。「交わりをや
める計画を立てました」さんのように私も○月1日から辞めるという決意を少し前から
していたのです。そのときの気持ちは言葉で表現するのはとても難しいです。もう楽園
には入れない・・ハルマゲドンで滅ぼされる私を仲間が哀れな目で見ている光景ばかり
想像してしまい、集会中に涙がこぼれそうになるのを必死でこらえていました。何より
母を裏切ってしまうことが申し訳なくて悲しく思っていました。本当にあの時はもう死
んだ方がましだと本気で考えていました。実はその1年前に私もある兄弟に対して、失
恋のようなものを経験していたので、それも離れる原因になっていたのかも知れません。
やはり離れるにあたって考えてしまうのは“今までの苦労が水の泡だ”ということでし
ょう。私も組織の提案にしたがって大学を諦めた一人なのでそのことが頭をよぎりまし
た。だけど辞めて8年たって言える事は“あのまま続けていたら、私はきっと人間とし
て壊れてしまっていたでしょう”ということです。
確かに最初の一歩は勇気がいりました。これからどうなるのだろうと不安でした。だけ
どこんな私でも何とかやってこれました。だから「交わりをやめる計画をたてました」
さんも、もし今後のことを心配しているのなら「大丈夫だよ」と言ってあげたいのです。
多分私よりずっとずっと勇気のある賢い方だと思います。ぜひがんばって欲しいです。
何か、励ましになったかどうか分かりませんが私の気持ちが少しでも伝われば嬉しいで
す。

《編集者より》
あなたが過去を振り返ってよくわかる通り、エホバの証人は組織を離れることの恐怖を徹底的に体に染み付くように叩き込まれています。従って「交わりをやめる計画」をたてること自体が、強烈な恐怖心とためらいを引き起こすことは当然です。以前にも書きましたが、その恐怖を和らげる一つの手段は、全てを徐々にゆっくりと進めること、そして同時に外部の世界を少しずつ体験しながらよく見て、ものみの塔の組織の恐怖の呪縛から自分の心を開放していくことでしょう。あなたのような経験者の励ましが大きな力になることは言うまでもありません。ありがとうございました。