無輸血治療について更に質問−小児科医の方より

(10-14-02)

はじめまして。
私は岡山県岡山市の岡山市立市民病院に勤務する小児科医です.
この度病院としてエホバの証人の患者さんの輸血について勉強していくことになりました.
今まで赴任した病院でも会員の方がいろいろと説明に来られたりしたのですが,今一
つすっきりといたしません.個人によって解釈の違いもあるようで,画一的なマニュ
アルのようなものは出来ないと感じて居るのですが,いかがでしょうか?
このページで見たアメリカ外科学会の指針を参考にするつもりでありますが,日本で
もこのような指針のようなものが既に出来あがっているのでしょうか?あるいは,岡
山市近辺で皆さんの信仰に沿った治療を積極的に受け入れている施設はあるのでしょ
うか?もしそういう施設があれば紹介していくのも我々の使命と考えております.
突然の質問で申し訳ありませんが,患者さんと医療者がお互いに納得できる治療を
行って行く上でも是非簡潔にお答え頂ければと思います.
もちろん,宗教上の問題でそう簡単に説明できるものではないであろうことは重々承
知しております.しかし,大部分のスタッフが理解できるような簡潔な指針が欲しい
のです.
お忙しいこととは思いますがお返事のほどよろしくお願い致します.

《編集者より》
「画一的なマニュアルのようなものは出来ない」という見方には賛成です。血液に関する教義と方針は変わりやすく、しかも多くの事柄が「個人の良心の問題」とされながら、その一方で輸血を受けることの肉体的恐怖と霊的恐怖の二重の恐怖は昔と変わることなくしっかりと信者の心に植え付けられていますので、実際に出会った患者が、何をどのように理解し、どの程度のパラノイア的恐怖を持っているかによってバランスがばらばらで、各信者がそれぞれ異なる決断をする可能性があるからです。

なお、無輸血治療を標榜する医療機関ですが、下の別の投書にも紹介しましたが、輸血拒否・無輸血手術に関する情報のリンクをたどって見て下さい。