「協会の教えは真実なのか真剣に知りたい」

(9-11-02)

 村本さま、こんにちは。はじめてお便りさせていただきます。私はエホバの証人の2世
として育てられ、今も現役で活動している者です。このホームページは1年程前に初めて
訪問させていただきました。きっかけは自分が頂いた神権宣教学校の割り当てでした。
主題は論じるの本を用いて進化論の誤りについて話すというものでした。そこで論じる
の本を調べたのですが、資料が1950年代のものがあったり、一番新しくても1980年代の
ものでした。(発行された年を考えれば当たり前のことですが)この科学が進歩してい
る時代にそんな古い資料では、みんな(とりわけエホバの証人でない方)に納得しても
らえるような話をすることは不可能だと感じました。そこでインターネットなら最新の
情報があるのではと思い、いろいろ検索していたところ、このホームページを見つけま
した。一番最初に少し見た時は、反対者のサイトだなと思いすぐ閉じました。その時は
インターネットは有益な情報はほとんどないと思い、もう見るのはやめようと思いまし
た。結局割り当ては協会の資料を用いて行いましたが、割り当てを扱いながら、自分は
真実を語っているのだろうか?と感じている自分がいました。その後、協会の言ってい
ることは本当なのだろうか?ということを感じ始め、図書館へいって本で調べたり、洞
察の本なども調べながらいわゆる個人研究をしました。調べてみた結果、今まで教えら
れ、真実だと信じていたことが一般論とはかけ離れているということを感じました。そ
う感じたのはアダムが紀元前4026年に創造されたという説、地球的規模の大洪水の説、
西暦前607年の説などです。科学者達が述べていることが必ずしも正しいとは思いません
でしたが、それでも一般論とかけ離れていることにショックを感じました。今までもエ
ホバの組織の教えに対する反対論は何度も聞いてきましたが、そのたびに世の教えだか
ら聞いてはだめだと自分に言い聞かせてきました。でも初めて、そうした情報と自分が
正面から向き合った時に、真実が知りたい!協会の教えは真実なのか真剣に知りたい!
と思いました。変な目で見られるだろうなと思いながらも、思い切って仲間の兄弟に自
分が疑問に思っていることを相談しました。その兄弟の答えは、世の教えに惑わされて
はいけない、個人研究が不十分というものでした。結局疑問は解決できませんでした。
そこで今年の2月に改めて、このホームページを開き、時間をかけてじっくり読んでみる
ことにしました。読みながら体が震えました。エホバの証人の中にも、自分と同じ疑問
を抱いている人がたくさんいること、協会の聖書の解釈1つで人生が狂ってしまった方が
大勢おられること(輸血や世代の解釈など)です。これを読んでから、野外宣教に積極
的に参加することが難しくなりました。なぜならそれまでは、教えはすべて正しく、真
実なものだと信じきっていたので何を言われても頑張ってこれました。でも真実でない
ことを家々を回って述べ伝えているとしたら、と考えたら本当に恐ろしくなりました。
今一番知りたいことはものみの塔の教えは真実なのか?ということです。真実であるな
ら、これまでのとうり一生懸命活動するべきだと思いますし、真実でないなら人に嘘は
つきたくないし、自分の良心が痛むので辞めたいです。今、本当にどうしていいのか分
からないので迷っています。誰に相談したらよいかも分からなかったので、メールさせ
ていただきました。もし、よろしければ個人的にアドバイスがほしいです。よろしくお
ねがいします。

《編集者より》
「ものみの塔の教えは真実なのか?」という質問に納得の出来る形で答えられるのは、あなた自身以外にはありません。ものみの塔と組織に忠実な証人たちは自分たちの教えだけが真実だと主張しますし、ものみの塔の欺瞞を見抜いた人々や元証人は、ものみの塔の教えが欺瞞である理由を知っています。あなたの直ぐ前の投書者(教理に苦しめられ続けた元研究生)に対するお答えにも書きましたが、エホバの証人の多くの方々は、組織の訓練のおかげで、自分の力で判断をする力を麻痺させられているために、誰かの判断に頼る傾向があります。今のあなたの心は、「良心の危機」の始まりの段階にあり、揺れ動いていると思います。長老か誰かから背教者の惑わされずに協会の真実に固くつくように言われればあなたはそれに従うかもしれません。逆に、ここで私がものみの塔協会は欺瞞の塊であると言えばそれを信じるかもしれません。いずれにしても、それはあなたの真に身についた判断ではありません。いずれにしても、他人の判断をただ信用してそれに従っているだけです。

私のアドバイスは、まず結論を急がずに、あなたが納得できるまで情報を集めそれを吟味して深く考え、あるいは祈ることを先ずお勧めします。その際、病気を理由にしてでもよいですから、しばらく会衆の活動を休むことをおすすめします。毎週続く五回の集会と奉仕に明け暮れる生活を続ける限り、あなたが自分の力で判断力を身につけることは難しいからです。協会もそれを知っていて、証人たちを出来るだけ忙しくして、「余計な事」を見たり聞いたり考えたりしないようにうまく仕組んであります。ですから、もし立ち止まって自分の道のりの前後を見渡して見たかったら、じっくりと一人で考えて調べる時間と機会を先ず作って下さい。それから、協会の出版物、特に古いもの、聖書、そして進化論の時に勉強したように、たとえば血の問題とか終わりの時の徴とかの教えに関する資料を図書館やインターネットで集めてください。そしてものみの塔協会がどのような資料を使ってあのような教えを作り上げ、どのような資料を無視しているかを時間をかけて自分の目で研究して見て下さい。それをし終えたた時に、あなたの最初の「ものみの塔の教えは真実なのか?」という疑問の答えは、自ずから出てくるはずです。これは人の話を丸呑みにして信じて下す判断より、遥かに強固で説得性のある答えになることでしょう。その後の進展をお知らせ下されば幸いです。