(8-28-02)
私は、30年来、本物の聖書を求めていました。どの聖書を見ても、「人為的書き換え」 や、「翻訳ミス」に因るのであろう誤謬があると直感的に感じ、結局、本物のイエス像 を認識できなかったからです。 そうこうして『本物の神』を追い求めている内、エホバの証人の方から、「最も【原 書】に近い」ということで、ヘブライ語とギリシャ語、アラム語のみから翻訳されたと いう、こちらの聖書を入手しました。 しかし、そうして喜び拝読していた或る日、TVで、ヘブライ語専門家が、「ヘブラ イ語の【若い女】をギリシャ語に訳すと【処女】になる。従って、聖母マリアの【処女 懐胎】には、根拠がない!」と、宣っておられました。 こういう場合、私は、まったくアテになったことの無い、『自分の、怪しい直感』を 信ずるべきですか? それとも、確か(?)NHK教育に出ておられた、正統な言語学 者の論を、受納すべきでしょうか?
《編集者より》
申し訳ありませんが、この編集者は聖書翻訳については知識がほとんどありませんのでお答えできません。読者の中でこれについての情報を知っている方は投書して下さい。ただ、「あなたのヘブライ語とギリシャ語、アラム語のみから翻訳されたという、こちらの聖書」が、ものみの塔協会の新世界訳聖書をさしているのであれば、これは間違いです。この翻訳者、フレデリック・フランズはこれらの言語を大学で一年学んだだけのほとんど素人であり、実際にはこの聖書は他の翻訳から自分の都合の良い部分を引き合わせて作ったものです。しかも、日本語の新世界訳は英語版の翻訳であり、二重翻訳になっており、日本語自体がひどいものになっています。