「離れて6年目です−その2」

(7-2-02)

組織にいると、あっという間に、協会の出版物が増えます。
我が家も、あっという間に増えて、書棚の70%は協会のそれが占めていました。
組織にいるあいだは、大切な出版物ですが、離れると、これが、場所取りになります。
 最初は段ボール箱に入れて、倉庫にしまいました。
箱5個分はありました。
そうこうするうちにこの、HPで、譲って欲しいという話題が上ったことがありました。
少し心が動いたのですが、本には、名前や会衆名を書き込んでいます。
迷ったあげく、やっぱり手元に置いておくことにしました。
 そして、今年の初め、古紙回収の日に、主人が、「もう、そろそろ、いいかな」と言って、
ひもで結わえて、回収に出す準備をしています。
 私が承諾すると、少しだけ、出しました。
人通りの多い場所です。すでにでている古紙の山を少し動かして、目につかないところに
置いてくれました。私は少し安心しました。
 処分したことが人に知れるのはまだ少し、抵抗があったからです。
それから、毎週、すこしづつ、二ヶ月くらいかけて、処分しました。
 今では、すっかり処分し終わりました。
人それぞれ、考えがあると思うので、処分を勧めるわけではありませんが、
主人のやり方は、上手だったなと思うのです。
強制せず、了承を得てから動く。細かいことに配慮してくれる。
 そういえば、組織にいるときも、集会に差し障りのない曜日、時間に
子供を遊びに誘ったりしてくれていました。
そのような、積み重ねが、私の心をほぐしたのだろうと、思います。
 今は土日は、夫婦で、趣味の時間を過ごしています。
子供達も、伴侶を見つけて、それぞれ、幸せに過ごしています。
 これからは、夫婦で、穏やかな時間を過ごしたいと思っています。

《編集者より》
これは前回の「離れて6年目です」の続きです。協会の出版物をどうするかは、人によって意見が違います。エホバの証人を研究してみたいと思う人には、貴重な資料ですが、組織を離れて過去を清算したい人にとっては無用の長物です。欲しい人と手放したい人とが簡単に連絡を取り合えればいいのですが、実際には難しいようです。それに名前が書き込んである場合は、後々面倒なことが起こることも心配になるでしょう。あなたの場合、処分することによって気持ちの清算にもなったようで、それはそれでよいのではないかと思います。ご主人の理解ある態度はあなたにとって実に幸いであったと思います。