「『ハウスシック』に関する見解です」

(3-28-02)

いつも興味深く拝見しております。
過去のログに由々しき問題だと思えるものがありましたので一言アドバイスを、と思います。
「ハウスシック」〔正しくは”シックハウス”といいます〕については、建材(特に壁紙等の接着剤)から揮発する
[voc(ヴォラティル・オーガニック・コンパウンド:揮発性有機化合物)]が原因です。
主にはホルムアルデヒド(いわゆるホルマリンです)とかアセドアルデヒトがアレルギーを引き起こします。
民間の環境測定会社に依頼すると該当する揮発物質の「濃度測定」を実施してくれます。
たとえば塗装工場の場合ですと法律で「濃度は何%以下のこと」と言うように基準が決まっています。
 
最近の建材、接着剤はVOCに配慮したものに変わってきていますがコストダウン重視で旧在庫品等を
手配した場合、このような事態も十分考えられます。
 
王国会館というところは大勢の方が集まるところのようです。
空調設計の見地から見ましても換気回数(これはu当たりで計算するより人数から求めるべきでしょう)
建築基準法で要求されている換気量は満たされていると思いますが、老婆心ながら。
 
VOCを吸着する、特殊な業務用フィルターも世の中にはありますので、ご検討されると良いかと思います。
 
とあるオートバイメーカーの塗装技術者より。

《編集者より》
これは「ハウスシックについて」に対する投書だと思います。その時にも書きましたが、この症候群の本態はまだ完全に分かっておらず、あなたのおっしゃる原因物質は多くある原因の一つだと思います。日本語のウェブページでこれを簡単に解説したものがありましたのでリンクします。「シックハウス」の呼び方は日本語の記事で多く使われますが、欧米の記事では「sick building syndrome」が多く使われ、建築材料による空気汚染の他に、古いビルに特有のカビや古くなって朽ちてきた建材から発生する空気汚染が問題になっています。