「神が用いる組織とは?」−七転八起

(3-3-02)

皆さん、新年に入って、はや2ヶ月が過ぎてしまいましたが、今年の抱負は
実践しておられますか?
 
今回は、神の唯一の組織として「ものみの塔」が用いられているという教理
について考えてみたいと思います。
 
ノアの時代に箱船に入って救われたことが、現代では、箱船に対応するのが
「ものみの塔」の組織であるという見解が以前から述べられ、救いは個々の
人に対するものだから、バプテスマ、イコール救いではなく、神から羊とし
て見分けられることが重要であるという見解でした。(私は、この2年ほど
組織に交わっていないので変更していれば教えてください)
 
この見解では、組織にまず入ってからでなければ救いは得られないことにな
ります。ということは、組織に入っている人は一般の人と比べて、「選ばれ
た人」 になるわけです。この考え方こそカルトの顕著な特徴と一致します。
(2000年11月11日の投書  「カルトの定義」参照)
 
神は広い世界の中で、たった一つの組織に限定して聖霊を注ぐでしょうか?
そんな方法では、60億を超える世界の人々に神の考えを伝えることは不可
能です。(2000年12月9日の投書 「エホバの証人の2000年の報告
から考える」 参照)
 
過去の記録から考えても、1人の預言者を用いた時代があり、イスラエル国
家という王制を用いた時代もあり、キリスト教が世界を支配していくのを許
された時代があり、時代によって様々な方法を用いてこられたのではないで
しょうか?
 
今日では、グローバル化の時代と呼ばれ、国々は政治・経済など世界的規模
で関連が強いことはニューヨークのテロが各国に及ぼした影響を考えるなら
明白です。
この時代に、どんどん増加しているのは、どんな組織でしょうか? 
NGOやNPOと呼ばれる、非営利のボランティア組織が増えて、力をつけ
てきているのは皆さんもご存知だと思います。アフガニスタンの復興支援に
ついても、NGO・NPOが政府と協議しながら参加して大きな力を発揮し
ています。
 
皆さんの地域でも、様々なボランティアグループが活動していると思います。
宗教に魅力を感じない人で社会の役に立ちたい人には、このような組織が活
動の受け皿になるでしょう。
また、いつ来るかわからない救いを伝えるだけの活動より、実際的な支援活
動の方が手応えがあります。世界中でボランティア組織が活発になってきた
ことは、今の時代に、神がこれらの活動に聖霊を注いでおられるからではな
いでしょうか?
 
私は神が柔軟で広い視野を持っておられると考えています。ですから、時代
にマッチした隣人愛を示し地球の環境を改善する活動を支援されるのではな
いでしょうか。
皆さんは、どのように考えますか?                                     
   The  end                                                         

《編集者より》
私もそのように思います。あなたの一番最後の文に関して一言。エホバの証人は、「世の人」は愛が無く、道徳的に退廃した人ばかりという、ものみの塔の教育のために、一般人(世の人)の善意というものが理解できない人が多いようです。しかし、外の世界に出て見ると、もちろんひどい人も沢山いますが、「世の人」でも隣人愛を実践し、道徳的にも立派な生活を送っている人も沢山いることに気が付きます。興味あることは、聖書なんか一切読んだこともない人でも、宗教団体に一切関係ない人でも、よきサマリア人の純粋な隣人愛を示してくれることがあることです。東京の駅で韓国の留学生が、見ず知らずのホームから落ちた人を自分の命を捨てて助けたという話を聞きましたが、この人がどのような宗教に入っていたのかは知りません。しかし、私は彼が無宗教であっても全く驚きません。私は全ての人に、愛と平和を求める持って生まれた性質が、宗教を超えて潜在的にでも与えられていると思います。その意味で、ものみの塔の「人間は元々は間違った道を歩むようになっている、(だから子供はむち棒でたたき直さなければならない)」という人間観に全く反対です。私は人間の元々の性格の中に、愛と平和をもたらす本来の良い性格が隠されていると信じています。