(3-1-02)
わたしが研究生となって早、7年の歳月が流れようとしています。 こんなに長い研究生は最近では、めずらしいかもしれませんね。 長い研究生生活の中で、いろいろな経験をしてきて、 同じ研究生の方々に、アドバイスができることが多少なりともあるのではと、 投稿させていただいています。 まず第一に、司会者の方がいくら勧めても、納得できないことはしないこと です。 わたしの場合、 (以下、実際にわたしの司会者から勧められたことで納得できなかったこと) @世の人とは付き合わない A全集会に定期参加する B大会に全日程参加する C非公式の証言をする D世の出版物を読まない E輸血を拒否する F自分や夫の親に研究していることを打ち明け、故に他の宗教行事は一切で きないと宣言する G司会者が承諾した以外の機会に、他の証人と勝手に接触しない H子どもに家庭内で聖書研究をする I子どもを集会、大会に連れて行く J家庭内で、世の祝日を一切祝わない K子どもの友達間・学校での行動を規制する 次に、研究中に疑問がわいた場合は、遠慮せずに質問をすることです。 大抵司会者は即答してくれますが、一見筋の通っているような答えでも、 必ず、それを説明する聖書の中の箇所を一緒に検討したり、 きちんとした資料を後日でももらい、それを鵜呑みにせずに自分で再検討す べきです。 わたしの場合の疑問点で、いまだ明らかにされていないいくつかを挙げさせ てもらいます。 @アベルとカインの犠牲の話で、何ゆえアベルのは喜ばれ、何ゆえカインの は喜ばれなかったか? ーーー司会者の答えーーーアベルは、アダムの罪を贖うのには、血の犠牲が 必要 であることを知っていたのです。犠牲の本当の意味を理解していたので、ア ベルの犠牲は、エホバにとって価値があったといえます。 −−ー解き明かされなかったわたしの疑問ーーーそのことは、聖書のどこに かかれているのでしょうか。 A過去発見されている人骨には、ものみの塔が示している、アダム創造(約 6000年前)よりもずっと古いものがあるのですが? ー−−司会者の答えーーー年代を割り出すのに使われている炭素反応は、誤 差が大きくて当てにならないのです。 ーーーときあかされなかったわたしの疑問ーーーそんないい加減なものにな ぜ、科学者たちは頼っているのだろうか? などなど、数限りなくあるのですが、しつこくなるのでここらへんでやめて おきます。 研究生は、聖書の勉強をしているのですが、実は、組織への絶対服従ができ るようにすでに訓練されているような気がします。 絶対的服従を求められている以上、その組織が信用するに充分なものなのか を徹底的に調べ、一旦エホバの証人になったあと、組織が自分に何を要求し てくるのかをできるだけ知るようにし、そのような生活を送る人生を自分が 納得して送ることができるかを検討する期間でもあると思います。 司会者の、あるいは出版物の伝えることをそのまま信じるのは、自分の人生 に対して、(さらに家族の人生に対しても)あまりにも無責任な態度だとい えるのです。 わたしのように何年かかっても、今だに見捨てられずに研究生として扱われ ている人間もいます。 決して、急ぐことはないと思います。(司会者は、ハルマゲドンに間に合わ ない!と煽るでしょうが・・・・) 間違っても、兄弟・姉妹に急がされて決断をしないで欲しいと思っています。 答えが出る日は、必ずやってくると信じて研究を続けましょう。 七年研究生より
《編集者より》
確かに七年間の研究生というのは、例外的に長い例ではないかと思います。どのようにしてそんなに長く研究生を続けられたのか、知りたい所です。あなたも書かれているように、決して急いでバプテスマを受ける必要はありませんが、逆に言えばバプテスマを受けなくとも、やはりエホバの証人に惹かれ続けているから研究生を続けているのだと思います。いずれにしても、決断を急がずに様子を見つづけることに賛成いたします。